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11-4

ガルファは王子の言葉に驚きつつも、その言葉を正確に理解した。


つまり王子は、マリエッタ様に撫でてもらって、名前を呼んでもらって、

一緒に寝たい。


それを全部やっているリリィが気に入らない。


要は、単なる嫉妬である。


王子は、自分が嫉妬している事に、無自覚で、

それが剣技に現れてしまっている。


ガルファはなんだか、王子が不憫に思えてきた。


「分かりました、アーミーキャットの引き取り手を探してみます」


その言葉に、分かりにくいものの、

明かに、王子はほっとして、喜んでいるようだった。


ここまで、マリエッタ様に心を奪われているとは・・・・


嫉妬も無自覚なのだ、恋心もどこまで自覚されているか、

分からない。


そうゆう事に、とことん鈍い方だからな~と思いながら。


とりあえず、今は一緒に寝るのは難しくても、

名前ぐらいは呼んでもらえたらいいですね、と。


王子に忠実な騎士団長は、心の中で願ったのだった。

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