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11-3

とにかく、何をするにも、マリエッタとリリィは一緒なのだ。


リリィはマリエッタを母親と思っているらしく、

マリエッタの後ろをちょこちょことついていく。


お昼のランチもリリィと一緒だし、

マリエッタの話は、リリィの事ばかりだ。


ダンスの練習の時も、俺がステップを間違え、

マリエッタが転びそうになるのを、

リフトして誤魔化したら。


マリエッタが「きゃ!」と声を上げるのを聞いて、

リリィが俺の足に纏わりついた。


マリエッタは、


「大丈夫よ、私を助けようとしてくれたのね」


と、リリィを抱きしめてスリスリしていたが、

とにかく、とことん、俺をマリエッタの時間を邪魔してくる。



「可愛いですし、無害ですし、別にいいのでわ?」


ガルファは俺の気持ちも知らず、のん気に言う。


「良くない」


むすっとして言う俺に、呆れたように、ガルファが言う。


「何が良くないんです?」


「リリィは、マリエッタになでなでしてもらって、

 名前を呼んでもらって、一緒に寝てるんだぞ!」


その言葉をガルファは驚いたように聞いていた。

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