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11-2

王子の執務室で、2人だけになったのを見計らい、

ガルファが声をかける。


「今日はどうなさったのですか?」


ガルファが、何を言っているのかは、すぐに察しがついた。


自分でも、剣のキレが悪く、力ずくで押していたのは、

自覚している。


どうやら、思っている以上に精神不安定で、イライラしているようだ。


「アーミーキャットを何とかしろ」


「アーミーキャットですか?」


脈絡のない会話に、ガルファが詰まる。


俺は、居心地が悪くて、顔をそむけた。


ガルファは考えこんでいるようだった。


「もしかして、マリエッタ様が飼っていらっしゃる、

 アーミーキャットですか?」


どこか、呆れた風にガルファが言う。


マリエッタが飼っているアーミーキャット。


マリエッタは「リリィ」よと言って可愛がっているが、


俺にはリリス(悪魔の娘の名前)のような気がしてくる。 

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