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10-4

顔の前にお皿を置いてやると、最初は、ふんふんと鼻でかいでいたのが、

チロチロと舐め始め、食事だと気付いてからは、お皿に顔を

突っ込むので、お皿がひっくり返らないよう、押さえていないと、

いけなかった。


「もう、誰も取ったりしないから」


その言葉も聞こえてないようで、必死でお皿の乳を食べている。


これだけ食べれたら、大丈夫そうね。


完全に食べ終え、こちらをみた顔は、ミルクだらけで、

白っぽくなっていて、思わず微笑んでしまった。


「ミィヤー」


催促するように、声を上げる。


「まだ食べるの?」


マチルダに先ほどの半分ほど、追加を頼む。

最初のだけで、だいぶあったのに、そんなに食べていなかったのだろうか。


追加が来て、それも一気にかぶりつく。


「その体のどこに、そんな沢山のミルクが入るのやら、

 これ飲んだらもうお終いだからね」


一心不乱に乳にかぶりつくアーミーキャットに、

優しく言葉をかけた。

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