表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
83/125

9-6

住民達に怯えた顔で見られるのは、初めてではない。

あまりにも強い攻撃は、感嘆を通り越し、恐怖に映る。


王宮にいる人も、どこか遠巻きに自分を見ているのを見て、

仕方ないなと思う。


特に寝起きに関しては、自分にも非がある。


そうしているうちに、冷たいと言われる表情をする事が、

当たり前になっていた。


しかし、と思う。


マリエッタだけは違う、俺を恐れないし、

その存在は自分を癒してくれる。


今まで1人でいるのを、寂しいと感じた事がなかった。

しかし、今はマリエッタが傍にいない事を寂しいと思う。


本当は寂しかったはずなのに、その感情に気づけない程、

自分は感情を押し殺していたらしい。


マリエッタに会って、いろんな感情が自分から湧き上がってくる。


大切な人で、愛おしいと言う気持ちも、

どんどん膨らむばかりだ。


また毛を撫でてもらおう。


空を一気に駆けていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ