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はぐれたファイヤーグリスリーを見つけ、
『魔法使い』達が、水魔法をかける。
俺は雷属性の魔法が得意だが、火が大きくなる可能性がある為、
純粋な攻撃だけで、ダメージを与える。
いきなり大量の水を浴びせられて、驚くファイヤーグリスリー、
それでも、手を大きく動かし、炎を出そうとしてる。
させるか!
心の中で叫び、ファイヤーグリスリーが炎を出そうとする、
ほんの少しのタイミングを見計らって、
一気に急所の首に噛みつく。
ファイヤーグリスリーは大きな声を上げ、倒れていった。
どうやら急所への攻撃は、決まったようである。
「とどめをさせ!」
騎士達が、一斉にファイヤーグリスリーに襲い掛かる。
炎さえ出せれなければ、騎士の敵ではない。
見事に連携の取れた攻撃に、ファイヤーグリスリーは
なすすべもなく、討伐された。
この調子なら、全て片付きそうだ。
歓声を上げたそうなメンバーを、
まだ敵がいるからと、制止ならがら、次の敵に意識を向けた。