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8-3

それから、王子の部屋に向かう、


リタに王子を起こして、起きたらすぐ呼んで欲しいと言われた、

専属侍女としての仕事らしい。


私は王子の部屋に


「失礼します」


と小声で言って入っていった。


そのまま寝台の傍までいる、相変わらず整った顔だが、

寝顔もきりりとしていて、気を張っているようだった。


「王子、朝です、起きて下さい」


まったく反応がない。


仕方ないので肩をゆすってみる。


「王子、朝ですよ」


そう言うと、ごろんと私のいる方向と逆に向いてしまった。


どうやら、王子は朝に弱いらしい。


「昨日、喉ゴロゴロ言わせて、尻尾振ってたの言っちゃいますよ」


そう言うと、王子がガバっと起き上がった。


しかし、目は半分しか開いておらず、本当に眠そうだ。


あくびを我慢している姿を眺めつつ、扉を開け、王子が起床した事を告げる。

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