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案内人に連れられたのは、客人用の部屋、
流石に調度品もピカピカに磨かれ、
逆に壊したら、弁償が大変そうなので、
あまり触らないようにしようと、心の中で決意する。
それから、部屋の浴槽にお湯が張られ、
お湯に何かは分からないが、いい香りをする物がいれられ、
入浴する事になった。
困ったのは、その入浴方法、
全て女性だけとは言え、2人がかりで服を脱がされ、
肌を洗われる。
大人になってからは、1人で入浴し、
母にさえ肌を見せた事がないのに、
他人に肌を見られる事に、最初は凄く抵抗があった。
しかし、
「これが私共の仕事ですので」
と言われてしまうと、仕事を奪うのは申し訳ないし、
ここは王宮なのだから、今日だけだろうと、
我慢する事にした。
ゆっくりお湯につかって、リラックスした後は、
香油を塗りますと、ベッドに裸で寝そべる事に、
ここまでくると、もう今更と言う感じで、全てを任せていた。
足の先から髪の先まで、余す所なく香油でマッサージされ、
何、ここ天国かも、と本心から思ってしまった。
マッサージがこんなに気持ちがいいものだとは、
街でマッサージ受けれる所、探してみようかな?