表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
61/125

7-8

なおも、固い表情で突っ立っている王子に、

王が話かける。


「こちらこそ礼を言う、そなたの勇気が、王子を救った、

 今日はもう遅い、ゆっくり休まれるがよかろう」


「ありがとうございます」


そう言うと、扉が開けられ、案内してくれた人が、

私に退場するよう促してくれる。


王と王子に礼をし、案内人に続いた。


その頃、謁見の間で、王と、王子、大臣が話している、


「うむ、リンダの話だともっと落ち込んでいるかと思ったが」


「そうですよね」


と大臣が続ける。


「やはり遠慮しているのかのう」


そう言って王が王子を見る。


王子は固い表情のまま、自分の手を見ていた。


『ありがとうございます』


そう言われた時の笑顔、それが本心からだと分かって、

自分に嬉しいと言う気持ちが沸き上がった事は事実だ、

自分を恨んでいる風ではないが、それでも、

彼女の未来、夢を奪ったのは事実。

何か自分に出来る事はないか、王子は静かに考えていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ