表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
55/125

7-2

ガルとのチャットを終え、1000万クローネの仕事をした事も相まって、

鼻歌まじりに家に向かっていると、騎士が1人、家に来ていた。


どうやら、母が対応しているらしいが、

母らしくなく、焦りが見える。


「あ、帰ってきた」


「ただいま」


母は、見つけるやいなや、私を家の中に連れ込み、

箪笥から、一番上等なピンクのフリルのついた服を出し、

今来ている服を脱がし始める。


「母さん、何?」


「私も良く分かってないけど、褒章があるみたい、

 王様にお会いするから、ちゃんとした格好しないと」


王様・褒章ときて、ピンときた。


おそらく王子を最高位解毒魔法で救った事を言っているのだろう、

あれからいろいろありすぎて、私の中では、

遥か昔の出来事のように感じていた。


本来、王宮へは招集の手紙が送られるのが普通だが、

王宮へ来る意思の確認と、その人物が怪しい人物でないか確認の為、

わざわざ、騎士が迎えに来たらしい。


特に褒章などいらないが、わざわざ迎えがきているのだ、

無理に断っても、よけい面倒な事になるだけだろう。


「王宮の料理、食べられるのかな」


のんきな私の発言に、母は呆れながらも、

顔におしろいを塗り、精一杯のおしゃれをしてくれた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ