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5-3

「仕方がないの、ではリンダ、これは王命である、

 心当たりある事、全て話せよ」


王命と言う言葉に、リンダの体がびくんと震える。


それから、しばらく無言が続いたが、

王と王子、大臣達は辛抱強く待った。


「確かに王子をお救いしました」


そのリンダの言葉に、全員の視線が集まる。


「その変わり、自分の未来を失ったのです!」


そう言って泣き崩れるリンダに、

大臣はあわてて侍女を呼び、部屋で休ませた。


その後、女同士の方が良いだろうと、

侍女長が、少しづつリンダから話を聞き出した。


「まさかそんな事になっていたとは」


リンダを学園に返し、王の私室には、

王、王子、騎士団長のガルファの3人がそろっていた。


「『聖者』を目指していた少女か・・・」


王の呟きに、2人も視線を落とす。


息子の王子は、固い表情をしている事が多く、

周りから氷の王子と呼ばれている、しかし、それは表面のみで、

王子が、繊細で優しい人間である事を、父親の王は知っていた。

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