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その後、冒険者達にガルについて聞いてみた。
パーティを組んだものの、会ったのは一回、
そんなに詳しく聞けた訳ではないし、冒険者達の評価に、
少し興味があったのだ。
「ガル?『剣士』のガルか?」
「ううん、『狂戦士』のガルよ」
「ああ、単独では最強と言われる男だな」
その言葉に、頷く面々をみて、おおお、結構高評価と感心する。
「人嫌いで有名で、謎が多い」
「リザード特化の狂戦士だ」
それを聞いて、エテルナリザードの情報を欲しがっていた事に、
納得する。リザード特化だったのか。
その後、髭が凄いや、熊みたいな巨体だの、
眉唾の情報も混じりつつ、ガルの大まかな情報は聞き出せた。
ステータスカードが金だったので、それなりの人物だと思っていたが、
その評価に偽りはなさそうだ、
そう思うと、本当に凄い人とパーティを組んだんだなと思う。
それから数日、酒場に通い、
色んな人のスキルの振り分けのアドバイスをしながら、
リザードに関する情報を集めた。