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4-11

「リザード中でも、特に動きが早く、

 こちらの攻撃が読めるって言われているモンスターよね」


単に、会話に入り込むふりをして、情報をひき出せないか試してみる。


すると、『武闘家』と思われる男が話し出した、

お勧めの料理とビーラーを2つ、頼んでいた所を見ると、

かなりの上級者だと思われる。


その証拠に、周りにいる人も、男の発言に注目していた。


「あいつは手ごわい、攻撃が全然当たらない上、

 細かい攻撃を何度も繰り出してくる、

 しかも、その一撃一撃のダメージが結構でかい」


どうやら、この『武闘家』はエテルナリザードと戦ったらしい。


「しかし、一度だけ攻撃が当たった事がある」


おおお、と周りから声が上がる。


「他のモンスターが崖から石を落とした時、過剰に反応して、

 スキができたんだ。

 あいつは耳が良すぎる、それが逆にスキになったんだな」


へえと、感心をする振りをして、心の中で良し!と思う。


モンスターはある一定の行動をしたり、一定の特徴があったりする。

一匹のモンスターが耳が良すぎるなら、他の個体も、

同じ特徴を持っている可能性が高い。


「それでも、その一撃がやっとだったからな、

 ギルドでも討伐依頼の値段が上がるのは無理ねえな」


すると、倒せたら、がっぽりだろうにな、と冒険者達の

豪快な笑い声が響いた。

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