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頷く私に、ロランが考えこむ。
「確かに、そうなのかもしれない」
どうやら、前向きに検討してくれたようだ。
「ありがとう、えっと名前は・・・」
「マリエッタよ」
「マリエッタ嬢。一生、生涯、永遠に感謝する!」
そう言って、ビシッと敬礼をし、
思わず笑みがこぼれた。
そうやっていると、俺はどうなんだ?と、次々
スキルの振り分けについて、アドバイスを求めらられ、
順番に答えていった。
そうやって、何人もアドバイスをしてる時、
「そういや、最近、エテルナリザードの討伐依頼、
やたらと多いよな」
と、とある『魔法使い』が話だした。
ガルから聞き出して欲しいと言われていたのは、
調度エテルナリザードの事だったので、話しに加わる。
ちなみにリザードはドラゴンの次に強いモンスターと言われ、
このモンスターを倒せれば、一流の冒険者と言われる、
しかし、知能が高い上、動作も早く、負傷者が一番多い
モンスターでもあった。