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4-2

そう言われて、3階に上がり、足を踏み入れたのは、

今まで見た事もない豪華絢爛な部屋だった。


調度品一つとっても、普通の市民10年分の値段がしそうな物が、

いくつも置かれている。


そこに、人好きのする笑顔の40代ぐらいに見える、

ひょろりとした、男性が入って来た。


「お待たせいたしました、副支部長のディバインでございます」


国一番の冒険者ギルドの副支部長!


あまりの大物の登場に、完全に固まってしまった。


うん、ここは全てガルに任せよう!


ガルは高級そうな革に、また高級そうな毛皮がかかった

ソファーにどさりと腰を下ろす。


私も小さくなりながら、ガルに習い、ソファーにちょこんと

座った。


すると、お尻の重さでソファーが沈み、おおおと声にならない声を上げる、

高級なソファーは重さで沈む物だという事を始めて知った。


ガルとディバインは、短い言葉でいくつか話してる、

話が苦手なガルに、上手く必要な情報を聞き出す手腕は、

流石、副支部長と感嘆した。

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