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3-7

「でも、報酬が・・・」


パーティは5人まで組める、もちろんそれ以上の大規模な戦いもあるが、

パーティとして登録できるのは5人までだ、


パーティを組むと、倒したモンスターの経験値が均等に入るのと、

モンスターを倒した報酬が人数によって分けられる、


つまり、足手まどいとパーティを組むと、

役に立たない上、報酬が減るので、嫌がられるのだ。


「報酬は『聖者』になった時、最高位回復魔法をかけて欲しい」


『聖者』のみが使える、最高位回復魔法。


その効果は絶大だが、『聖者』自体の数が少なく、

大量のMPを消費する為、この魔法を受けられるのは限られた人、

になってしまう。


確かに、常に最高位回復魔法をかけれる仲間がいれば、

大きな力になるだろう、でも・・・


「私、『聖者』になれるか分からないわよ?」


「それはそれだな、別になれなくてもかまわない」


「かまわないって・・・・」


あまりもの適当な男の言葉に、こちらが呆れかえる。


「ジャスティスの値段いくらだ?」


その言葉に、迷ったあげく、領収書を見せる、

そこには200クローネと書かれていた、

ちなみに男の値段は300クローネ。

男が言った、高ければ3000クローネと言う料金を信じるなら、

この男も只者ではない事になる。


「このウエーターと同じだ、将来を買うだけだ」


私にそれだけの価値があるのか、わからない、

でも、この男と手を組む事が、一度は諦めた、『賢者』への、

唯一の道である事は確かだった。

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