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3-5

「小娘は小娘だが、ただの小娘ではないな」


その言葉にどくんと胸が音を立てる、

私が最高位解毒呪文を使える事を、この男は知っているのだろうか?


「どうゆう事?」


「この店のウエーターは能力を見る力を持っている、

 ただの小娘なら、放り出されているはずだ」


そう話しているうちに、男のジャスティスが届けられる、

料金を支払っているが、私と値段が違うようだ。


ウエーターが去ってから、男に話しかける。


「私と同じ物を頼んでも、料金が違うんだけど?」


「ここの料金はウエーターが決める、

 能力の高い者、伸びしろが大きい者程安い」


「へえ」


と感心する。


「普通の小娘なら、入店すら不可、なんとか入店できても、

 ジャスティスでも3000クローネぐらいだろう」


「3000!」


ジャスティス一杯は、普通の店なら400クローネぐらいだから、

相当高い事になる、なら、私の格安料金は、特別だと言う事だ。

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