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2-20

王子から毒が抜けたのを確認した後、

『勇者』達から王宮へ行く事を勧められたが、

何とか断って、自宅に戻ってきた。


本当に大変だった。


沢山の人にもみくちゃにされそうな所、

『勇者』達の先導のおかげで、

自分ではとても乗った事のない高級な馬車に乗り、

あえて、自宅とは少し離れた所で降り、

そこから走るように帰ってきた。


まさかそこまで、祭り上げられるとは。


王子を救ったのだ、確かに感謝される事かもしれないが、

元々王子や『勇者』『賢者』が来てくれなければ、

シードラゴンに殺されていたのだ、

そう思うと、自分にできる事をしただけだと言う、

思いが強くある。


それに・・・


ベッドで上向きに寝そべりながら、

両手で顔を甲で覆う、


「これで、賢者は・・・」


そう、スキルポイントのほとんどを、

最高位解毒魔法に費やしてしまった。


一度取得したスキルは、もうスキルポイントには戻せない、

つまり、高位全体防御魔法の習得は絶望的で、

冒険者になる道は閉ざされたと言ってもいい。

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