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18-5

そんなパーティの中、王子が途中で私を裏庭に連れ出した。


「大丈夫なのですか?」


「ああ、後は酔っ払いだけだ」


王子の声も弾み、上機嫌である。


最初に出会った頃を思うと、だいぶ表情が出てきたなと思う。

王宮の人達も、大分接しやすくなったようだ。


「びっくりしたよ」


「申し訳ありません、ギルドの人に秘密にと言われていて」


「そんな所だろうね」


風に王子の髪や揺れ、月が王子と私を包むように照らす。


王子は私の手を取り、ガゼボまで来ると片足を折り、跪いた。


「マリエッタ=ファリスレット嬢、私と結婚して下さい」


まさかの王子からのプロポーズ。


「だ、駄目です!」


王子は意外そうな表情をして立ち上がった。


「私の事は好きなのだろう?」


首を傾げる私に、


「グノワール卿に会いに行く時、好きだと言った」


と言われてはっとなる。

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