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18-2

大広間に入ると、ファンファーレが鳴り響き、私の到着を告げる。


大広間の人達は皆、私を遠巻きに見つめ、

珍動物にでもなったかのようだった。


これはけっこう堪えるかも・・・・


笑顔の裏の悪意、品定めと、足元をすくわれないよう、

張めぐらされる駆け引き。


王宮の人達は、私に感謝と敬意を表しつつ、

それはあくまで表で、裏で下に見られない気をはっている。


そんな雰囲気を感じながら、王の元に向かう。


王もどこか緊張して、気を張っているようだった。


「王様に申し上げます」


「許そう」


「はっ、今回、結界装置の強化に大きな功績を上げた、

 マリエッタ=ファリスレット様でいらっしゃいます」


そうギルドの見栄えのいい男の人が、高らかに宣言する。


「ん・・・?マリエッタ?」


私は王様に微笑み返す。


隣に立っていた王子にも、同じく微笑みを見せた。

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