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17-4

ギルドの応接室で、メイクと髪のセットをしてもらった私は、

どこの王族?とばかり、華やかな衣装。


これは、王族に女性がいると、気を悪くするかもと思いつつ、

王妃は数年前に亡くなっているので、一番上の女性は私なので、

大丈夫かなと思う。


しかし、あまりにも華やかすぎるので、

今度からはもう少し、押さえてもらえるよう依頼しようと決意する。


「流石マリエッタ様ですわ~」


髪をセットしていた女性が感嘆の声を上げる。


「髪もさらさら、肌も滑らか、しかも気品がおあり、

 普通、貴族になったばかりの冒険者は、

 どうしてもガサツで野性的な印象が抜けきれず、

 野暮でダサい風になって、いくら着飾っても、

 服に着せられている感じで、ぜ~んぜん駄目なんですけど」


そこまで一気に言い切って力む。


「マリエッタ様は最高です!!!」


「あ・・・ありがとう・・・・・」


そう答えると、女性は満足そうに微笑み、

周りの人も、これはいける!と力ごんでいる。


まあ、上品さ、気品でいうなら、王族の方が優位だからねぇ。


王宮とギルドの人付きあいを思って、ため息をついた。

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