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14-6

「そんな・・・私のした事が息子を追い詰めていたなんて・・・・」


体を丸め、狼狽するグノワール卿に優しく話かける。


「大丈夫です、間に合ったのですから」


その言葉に、グノワール卿ははっと、顔を上げる。


「後、どのぐらいで、息子は死んでいたのですか?」


少し迷ったが、正確に答える。


「あのままでは、今夜遅くは、遅くても、明日には

 亡くなられていた事でしょう」


「ああああ」


グノワール卿が苦しそうな声を上げる。


そして、ソファから滑り落ち、


「本当にありがとうございます」


と深く頭を下げた。


そんなグノワール卿が再び落ちつかれるのを待って、

話を続ける。


「どう感謝したら良いのやら、そうだ、マリエッタ様、

 息子の嫁に来て下さいませんか?

 一代とは言え、貴族の家系、肩身の狭い思いはさせません」

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