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俺が最強になるまでの物語  作者: アルトラ
幼児期
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勝負と魔力干渉

 リナと秘密の約束をした後俺たちは、昼飯を食べにいったん家に戻ることにした。この国では朝昼晩の三食を食べる。この国の基となった国の建国者が日本人だと思われるためそうなったのだと思う。三食食べられるということはこの国は食に関しては裕福ということだ。他の国では朝夕の二食のところもあるみたいだ。


 そしてまたリナと集まった俺は打ち合いを始めようとしたがリナからストップがかかった。

「できない」

「なんで?」

「釣り合わない」

 そっか、リナから見たら俺は身体強化を使えないから俺とリナじゃまともに打ち合えないことになるのか。多分、リナは魔力の制御がまだできないから手加減をすることができない。だからストップをかけたのか。まぁリナにだったら教えてもいいかな。

「大丈夫だから全力で来ていいよ。リナの力を自分で知って操れるようにするいい機会になるだろうし」

「わかった」

 俺は手を抜いて相手をすることに決める。俺が全力で相手をしてしまうと勝負にならないと思う。そこで活躍するのが部分強化である。前に魔力を均一にしたほうが動きやすいといったが例外な部分がある。目や脳といった感覚器官である。目を強化すれば動体視力や視力が上がり、脳を強化すれば思考力が上がるといった具合だ。お酒を飲んだことがないから分からないが肝臓を強化すればアルコールの分解速度も速くなると思う。これで冒険者になったら酒の飲み比べで負けないな。


 リナが普通では目で追えない速度で踏み込んでくる。だが、俺は目を強化しているのでリナの行動が目で追える。俺はリナの剣筋を見て全部避けることにする。もちろん紙一重で避けるなんて技術はないので大きく避ける。リナは俺が避けたことを驚いているようだ。そりゃそうだ、さっきまで反応すらできていなかったんだから。リナは当たると思っていたのだろう。当たらなかったことに驚いて隙だらけである。そこに優しく枝を振る。

「いたっ」

「ごめん、大丈夫?」

「大丈夫。できるの?」

「ああ、俺も身体強化がつかえるんだ。これは俺とリナの二人だけの秘密だよ」

「分かった」

「それでリナに魔力の使い方を教えたいんだけどいいかな?」

「必要?」

「必要だと思うよ。意識下で力加減ができるのは大事だし、魔法を使う上でも必要になると思うからね。いつでも全力なんてわけにはいかないでしょ?」

「確かに」

「これは俺の独学だから学園に行ったらそっちのやり方に合わせてね」

「分かった」

「じゃあ、早速始めるよ。まず自分の中に意識を向けて温かいものがあるのを感じてみて。それが魔力だよ」

「分かった。....ない」

「身体強化を使えているんだから魔力はきっとあるはずだよ。もっと集中してみて」

「やっぱりない」

うーん、魔力はあるはずなんだけどな。何がダメなんだろう。できるか分からないけどリナの魔力に干渉してみようかな。

「リナ、ちょっと体に触るよ」

「うん」

「何かあったらすぐに声かけてね」

さて、リナに断って体に触ったのはいいがどうやって魔力に干渉しようか。うーん、危ないかもしれないけど俺の魔力をリナに流してリナの魔力を刺激することにする。俺の魔力をリナの中に行くようにイメージしてみる。これでリナが魔力に気づけばいいんだけど....

「リナ、どんな感じ?魔力に気づけた?」

「うん、温かい」

「そっか、良かった。体調に異変はない?」

「大丈夫」

「次はその温かいものを体全体に回らせてみて。それが身体強化だよ」

「固い」

「最初のうちは固いね。でもやっていくうちに柔らかくなっていくよ。コツは体全体の魔力を均一に保つことだよ。リナは無意識のうちにそれができていたからすぐにできるようになると思うよ」

「頑張る」

 その日のうちにリナは意識的に身体強化をできるようになった。無意識でやったほうがスムーズに動けているが慣れの問題だろう。

 日も暮れてきていたので俺たちは家に帰ることにした。

戦闘シーン書くの難すぎワロタwww

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