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俺が最強になるまでの物語  作者: アルトラ
幼児期
6/37

ナンパ

 今日も今日とて身体強化をしながら村の周りを走っていたら一人の女の子を見つけた。俺と同い年くらいで身長も同じくらいだった。その女の子はとても綺麗な銀髪に青い瞳でまだ二歳だが整った顔立ちをしていた。美形が多いこの世界でも他には類を見ない美女になるだろうと簡単に予想できるほどの美幼女だった。俺は見とれて立ち呆けるしかなかった。

 意識を取り戻した俺はこう思った。

 この子とお近づきになるチャンスは今しかねぇ!!

 そう思った俺はさっそく声をかけることにした。

「ねぇ君の家はどこ?」

 声をかけた姿が幼児でなければ即通報されるようなセリフで声をかける。

「あっち」

 彼女が指さした方向は俺の家と同じ方向で....俺の家の隣だった。今まで村を走っているときに見かけなかったということはあまり家から出てなかったのだろうか。

「俺、隣の家に住んでんだよね。友達にならない?」

「いいよ」

「俺はジグ、二歳だ。君は?」

「リナ、二歳」

 どうやらリナは無口というかあまり喋らない性格らしい。

「じゃ、なにして遊ぶ?」

「剣」

剣か~。剣術は知らないんだよな~。もっと俺が得意なことをして俺に惚れてほしいんだけどな~。まぁいいか。ここは言うことを聞いてくれる優しい人感を醸し出そう。

「いいけど、俺はど素人だけど大丈夫?」

「私も素人」

 チャンバラごっこみたいなことをしたいのかな。それなら手加減できそうだ。気づかれないようにギリギリの戦いを演じてみよう。

「じゃ、まずは剣の代わりになるものを探さないといけないね」

「枝」

「そうだね、枝がちょうどいいね。じゃあ、枝を探すために山に行こうか」

 この村は山に隣接していて猟師が獲物をとってきてくれるのだ。山には魔物もでるが村に降りてくる魔物は弱いので村人たちで迎撃できている。多分だけどこの村は辺境な土地にあるのだと思う。大山脈の麓にあるからだ。国境はこの山脈で区切れていると思うぐらには山が続いている。大山脈をわざわざ超えてきて攻める者たちがいないからか兵士もいない。この辺は冬になると雪が降り積もるが精々ひざ下ぐらいまでだ。


 親には山の奥まで入ってはダメと言われているので浅いところで、山に剣の代わりになる枝をみつけにいった。

「こんな感じの枝でいいかな」

「うん」

「じゃさっそく打ち合おうか」

「わかった」

「いくよ」

そういった俺は枝を構えた。相手は幼い女の子だ。怪我させないようにしないと....そう考えているとリナの姿が消えた。消えたと認識した瞬間、頭に衝撃がきた。

 スパーーン

「いってーーー!!」

俺は頭をたたかれたことを理解した。リナが速すぎて目で追えなかったのだ。

「大丈夫?」

心配してくれているのか。

「大丈夫だよ」

「よかった」

それにしても今のは身体強化か?明らかに生身の動きじゃなかったぞ。消えたように見える歩法があると聞いたこともあるけどあれはラノベだったしな。

「今なにしたの?」

「足に力をためてたたきにいったの」

間違いなく身体強化だな。それにわずか二歳で自分のしたことを説明できていることから考えられるのは.....この子天才か!!!普通このぐらいの年の子だとグッてしてドーンてしたぐらいしか言えない思う。

「多分だけど、それは身体強化といって自分の体を魔力を使って強化する方法だよ」

「そうなんだ」

「本来魔導士にならってから使えるようになるものだけどどうやって使ったの?」

「なんとなく」

なんとなくで使えるのか。凄いな。俺は二年かかってやっと正確に使えるようになったのに.....この子やっぱり天才か!

「まずい?」

「あー、どうだろう。多分貴族様は小さい頃か使えるようにしてると思うけど魔導士に教わってるだろうからな。魔導士に教わらずにとなるとまずいかもなぁ」

「どうしたらいい?」

「ばれないようにすることかな。」

「約束」

「うん、分かった。他の人には話さないよ。リナも誰にも話しちゃだめだよ」

「うん」

「ほんとにわかってる?親にも話しちゃだめだよ」

「分かってる」

リナの短い言葉の意味を理解しながら会話をする。

 この世界で初めてできた友達と遊ぶ時間はとても楽しい時間だった。

二歳はこんなに喋らないって?天才ってことで許してくれ....

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