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俺が最強になるまでの物語  作者: アルトラ
少年期
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新魔法

「面倒くさいな」

 リナと別れてから暫くたったが俺はゴブリンを見つられずにいた。リナとは反対の方向に行ったので、すでに倒されているということはないと思う。もしかしたら俺がとんでもない方向音痴で同じ場所をずっと回っているのかもしれない。だが、前世でそんな風に困ったことはないはずだ。

 とにかくゴブリンが見つからないのなら魔法の練習もできない。最悪その辺の木や地面に打てばいいがそれでは金を稼ぐことができないし、殺傷能力があまり分からない。

 そんなわけで魔物を見つける魔法を作ろうと思う。異世界ものでよくある探知の魔法だ。イメージとしては俺の魔力を周囲に発して跳ね返りでどこにいるか見つけるというものだ。潜水艦のソナーみたいな感じだな。でもソナーは障害物のない海の中だからできることであると思うので、障害物がありまくりの地上では何の役にも立たない。

 そこで、俺が考えたのが魔力に反応する探知だ。ありきたりな考えだがいいと思う。今は魔物との大体の距離と方角が分かればいいのでこれでいいだろう。この世界で魔力を持つのは魔物と人族だけのはずだ。もしかしたら植物や金属なんかも魔力を持っているものがあるかもしれないがまだ見たことはない。

 逆に魔物に気づかれたりするかもしれないが、とにかく探知の魔法を試してみよう。失敗したらその時考えればいい。それに魔物があっちから来るなら大歓迎だしな。

「我が魔力よ、敵を探せ『探知』」

 魔力が体から抜けていくのが分かる。感覚的には半径二キロぐらいを探知することができたが、極限まで魔力を薄くしたので大した消費はなかった。魔物に気づかれた様子もないし成功だな。だが大した数はいなかったので、今度はもう少し魔力を込めて広く探知してみよう。

「『探知』」

 今度はさっき消費した魔力を参考にして半径十キロくらいを目安に探知してみた。今度は中々の数がいる群れと思わしき集団を見つけたのでそこに向かう。群れがいるのはもちろん森の奥のほうであった。

 それにしてもこの探知の魔法は改良の余地がたくさんあるな。例えば相手の魔力量をわかるようにしたり、地下や空中にいる敵も探知に引っかかるようにしなくちゃいけない。すべては俺のイメージ次第だができるだろうか。まぁできなかったら別の方法を考えよう。

 探知はこれくらいでいいな。次は移動の問題だ。平原ならば十キロぐらいなんてことないのだが、森の中だと時間がかかってしまう。身体強化を使っても歩きづらいせいで対して速度が出ない。これでは歩いているだけで夕暮れになってしまう。

 そこで大事になってくるのが移動の魔法だ。転移や空を飛ぶ魔法などいろいろ考えることができるが一番移動しやすいのは転移の魔法だ。だが空間に作用する系は難しいのが定番だし、失敗したときに木にめり込んだりするかもしれない。

 次に空を飛ぶ魔法だが、森の中に魔物がいると空からでは見つけることができない。探知の魔法が完璧ではないので空中から探知することも難しい。それに森に入るときと出るときに木が当たって邪魔だろう。

 そこで俺が思いついたのが木をどかすという方法だ。これなら魔物を探知しながら走っていくことができる。問題は木を動かすことができるのかということだが、試しにやってみたら案外できた。中々に魔力を使う魔法だったのでいいトレーニングになるかもしれない。木を動かして俺が通ったら元に戻すという一連の動作を確認して改めて魔法を発動する。

「我が道を拓け『ロードオブフォレスト』」

 俺は魔物がいる方向に駆け出した。最初のほうはあまりうまくいかなかったが、少しすると感覚を掴んできた。余裕ができたら道を走りやすいように平坦にすることもした。

 走りやすい道うを作ることできたので魔物までは一瞬だった。

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