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俺が最強になるまでの物語  作者: アルトラ
少年期
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依頼達成

 街に帰った俺は通行料を払い街の中に入った。街から出るときは金は払わなくていいが中に入るときは毎回払わなければいけないらしい。しかしAランクからは冒険者ギルドがある国は払わなくていいらしい。Aランクからは様々なところで貴族と同じ待遇が受けられるらしい。

 俺は早速ギルドに向かった。昼頃に帰ったからかあまり人は見当たらなかった。受付に向かうといつものお姉さんが座っていた。

「おかえりなさい。ゴブリンは狩れましたか?」

「覚えていてくれたんですか!」

 まだ初心者の俺を覚えているとは驚いた。もしかして受付嬢は冒険者を覚えているというのは本当だった!?

「失礼かもしれませんが、特徴的な格好をされていますので」

 確かにフードをかぶって仮面をしているのは記憶に残るであろう。美人な受付嬢さんの記憶に残ったからいいことだと思おう。そういえば受付嬢さんの名前を知らないな。

「受付嬢さんの名前は何ですか?」

「自己紹介がまだでしたか!?いつもは最初にやるんですが、忘れてしまったようです。申し訳ありません。では、改めましてガルロウ王国リナリア支部所属のナーシャと申します。よろしくお願いします」

 ナーシャさんというらしい。ついでにこの街の名前も知れた。名前も知れたところで俺はゴブリンの右耳と魔石を出した。

「これが狩ったゴブリンの右耳です」

「ずいぶんと多いですね!どこで狩られたんですか?」

「南の門をでて数刻ほど歩いたところの森です」

身体強化を使ったから本当は一刻もかかっていないが。

「ああ!コリナの森ですね」

 あそこの森はコリナの森というのか。初めて知った。

「あそこは冒険者ギルドや国でも全貌を掴めないくらい大きい森ですから、あまり深くに行ってはいけませんよ」

「分かりました。でもそんなに大きいのにゴブリンぐらいしかいませんでしたよ」

「この辺に住むにあたって森の浅いところにいる魔物は狩りつくしたんですよ。森の深いところにはまだまだ危険な魔物がいるので気をつけてください」

「そうなんですね。気を付けます。ああ、あと一回り大きなゴブリンがいたんですけど金になりますか」

 そう言って一回り大きなゴブリンの右耳を出した。

「これはホブゴブリンの耳ですね!まだ八歳ですよね。よく倒せましたね」

 あの一回り大きいゴブリンはホブゴブリンというのか。よく見ただけで分かったな!普通のゴブリンと変わらないぞ。

 ホブゴブリンがいるのであれば、ゴブリンリーダーやゴブリンキングもいるんだろうか。やはり魔物図鑑とか売ってたら買って読んだほうが良いだろうか。

「運が良かったので狩れたんですよ」

「そうですか。ホブゴブリンの討伐がお金になるかとのことですが、残念ながら特別なお金にはなりません。ホブゴブリンの討伐依頼でも出ていれば違ったのですが、それらしい依頼は何も出ていないので報奨は出ません。しかしゴブリンではあるので普通のゴブリンと同じ報酬は出ますよ」

「そうなんですね」

「しかもEランクに確実に近づきましたよ。この数のゴブリンを一人で倒しているとなると後いくつかの依頼を達成するだけで昇格できますよ。本当は今すぐにでも昇格していいぐらいですが、さすがに達成依頼が一種類というのはEランクになってからが大変ですので」

「そうなんですか!頑張ってみます」

 こんなんでランクが上がるのか。魔法が使えれば簡単だな。だが、普通は魔法を使うのが難しいのだろう。

 他の国の教育状況がわからないが魔法を教えている国は軍事力もあるだろう。その代わり反乱を起こされると辛いが。貴族のことだし何らかの対策はしていそうだが。

「これがゴブリン討伐と魔石の代金になります」

 中身は大銅貨一枚、銅貨八枚だった。多いような気もするが魔法が使えるからだろう。魔法が使えなければ死んでておかしくない数だったし、命を懸けてこれだけというのは少ないほうだろう。

「魔物のことが書いてある本とかって売ってますか?」

「本は売ってないですが、持ち出し厳禁でおいてありますよ。使えるのはBランクからですが....」

「そうなんですか。残念です」

「本屋に行ったら売っているかもしれませんよ。少なくとも小金貨が必要になると思いますが」

「分かりました。ありがとうございます」

駆け出しにこそ知識を与えるべきだと思うんだが...そういうのはないのだろうか。

 一冊が小金貨ぐらいするというのならうちにあった本はどうやって買ったんだろうか。リナの家にもあるらしいし、どこかでもらえたりするんだろうか。


 報酬をもらった俺は鍛冶屋に行くことにした。鉄の長剣を買いに行くためだ。常に命を懸ける職業についているからには自分の最も得意な武器を持っていたいものだ。鉄の長剣を握ったことはないが家で使っていた木剣の長さが俺の身長からすると長剣だった。

 鍛冶屋と言えばドワーフだがこの街にはいなかったのだ。そういえば生まれてから獣人や亜人を見たことがないな。いつか見てみたいものだ。学園に行ったらさすがに出会えるだろう。

 そうこうしているうちに鍛冶屋に着いた。

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