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俺が最強になるまでの物語  作者: アルトラ
少年期
22/37

初めての依頼

 起きた俺は一人で冒険者ギルドに行くことにした。というかリナがもういなかっただけなんだが。

 冒険者ギルドに着いた俺は掲示板を見に行った。一つ目の鐘はもう鳴っていたようで割に合わない仕事だけ残っていた。俺は常時依頼であるゴブリンの討伐を受けることにした。紙をはがして受付に持ってった。

「これを受けたいです」

「ゴブリンの討伐ですね。討伐証明は右耳です」

「分かりました」

 依頼を受けることができた俺は、さっそく町の外へと向かったのだった。



 常時依頼というものは期限がないので、できるだけゴブリンを狩ってから帰ろうと思う。自分のバッグがパンパンになるまで魔石と右耳を詰めようという作戦である。食料は全部町の外で調達することにした。金もないし用意できるものに金を使いたくなかったからだ。食べられる草やキノコ、木の実は父さんから教えてもらっているから見分けも付く。肉は魔物や動物を狩ればいい。ビッグボアやホーンラビットの一匹や二匹すぐ見つかるだろう。完璧な計画だな。

 ゴブリンの生息地域はほぼすべてである。森や草原はもちろんのこと雪山や海にも生息しているといわれている。雪山はまだわかるが海に生息しているゴブリンはエラでもついてんのかな?そんなことはどうでもいいとして、どこにでもいるということは街の外を歩いていればゴブリンに出会うということである。俺は食料がたくさんありそうな森を目指して歩き始めたのだった。



 森に着いた俺は早速ゴブリンに襲われていた。数は五匹で身体強化を使えば簡単に殺すことができた。魔石と右耳をとった俺は死体をそのままにしておいた。ここに近づくのは冒険者だけだろうし、いちいち穴を掘って埋めていたら疲れるだけだからである。魔石は抜いたしアンデットになることはないだろう。しかしこの調子だと数日で帰ることができそうだ。ゴブリンの脅威は数の暴力である。ゴブリンの特徴は繫殖力にある。一匹のメスから数体のゴブリンが生まれて約一か月で成体になる。そのころにはまたメスが子供を産む。しかもメスは他種族でもいいのだ。そのせいかゴブリンのメスは少ないらしい。ゴブリンが攫えるのは人族の女性くらいなものだが。放っておいてたらゴブリンが増殖して大変なことになるのだ。だからゴブリンの討伐は常時依頼なのだ。そんなわけで俺はこの森で数日間過ごすことにした。



「妙にゴブリンが多いな。野営をした森でもこんなに多くなかったぞ」

 森に入ってからまだ数刻だが二十を超えるゴブリンを殺していた。一回の遭遇数は三匹から五匹とあまり多くなかったがエンカウント回数が異常に多かった。

 異常を感じながらも森の奥に進んでいく。ビッグボアは森の奥にいることが多いし自分の力に自信があったからだ。魔力も人よりは多いことが予想できるし剣術もできるからだ。一つ心配なのは長剣ではなくて短剣なので一撃でとどめを刺すのが難しいということだ。

 そんなことを考えながら進んでいると十匹を超えるゴブリンと出会った。

「チッ、数が多いな。一対一に連れ込むか」

 ゴブリンは知能が低いとされているので、人数が多くなっても群れることしかできず連携をするのは無理だと予想する。ゴブリンに頭がいてそれが転生者だったりしたらその辺も鍛えるんだろうなぁと考えながら戦闘を始める。

 周りを囲まれないように少しずつ後退する。一対一を繰り返しながら少しずつ倒していく。武器持ちが二匹でこん棒しか持ってないからできる戦い方だ。これが刃物を持っていたりしたら間合いの範囲が違うのでもっと違う戦い方をしなければならない。身体強化をしているのでこん棒にあたってもせいぜい打撲をするくらいだろう。

 ゴブリンを倒しきるころにはもう太陽が真上を過ぎていた。

「先にテントを張って魔石の回収をするか」

 俺はテントを張って魔石を回収し食料の調達を始めた。数刻でビッグボア一匹とキノコを数種類見つけることができた。

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