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俺が最強になるまでの物語  作者: アルトラ
少年期
18/37

出発

 俺とリナは八歳になり冒険者になるために村を出ることにした。冒険者ギルドはこの村にはないのでギルドの支部がある最寄りの町まで二人で行くことにしたのだ。

「じゃあ父さん、母さん行ってくるよ」

「学園に行くときはちゃんと帰ってきてね」

「野営も何度かしたから分かるがお前たちなら大丈夫だ。この辺の魔物には負けない。自信を持っていいぞ!」

「ジグおにいちゃん頑張ってね!」

「にいさん頑張って」

「レオとミーシャもありがとうな。それじゃ行ってきます!」

「「「「行ってらっしゃい!!」」」」



「リナ、おはよう。別れは済んだ?」

「うん。でも弟に泣かれた」

「あはは、それは大変だったね」

 いつも通りの挨拶をしながら村を出ようとしていると声をかけられた。

「二人とも、別れの言葉もなくいこうとするなんて薄情じゃないか」

「ルトリ!来てくれたのか」

「友達の門出だしね。見送るのは当たり前だろう?」

「そうか。子供も増えてきたし大変だろうと思って声をかけずに行こうと思ってたんだ」

「もうちょっと待ってくれないか。今、村の子供たちが来るところなんだ」

「テイルたちが来てくれるのか!それなら喜んで待つよ。リナもいいかな?」

「うん」

「ルトリはもう十一か。来年にはもう学園に行くんだな」

「そうだね。君たちとは四年間も会えないが学園に来たら世話をしてあげるよ」

「その時はよろしく頼むよ。知ってる人がいなくて大変かもしれないが二年たてばシータたちが入ってくるからな。それまでは頑張れよ!」

「ああ、もちろんさ」

 俺たちが他愛もない会話をしていると子供たちはすぐに集まった。

「ジグ頑張れよ!十二になったらまた会おうな!」

「ああ。テイルこそ元気にな!」

 俺とリナは一人ずつ挨拶をしていった。三年もたてば子供は増えるものでその数は九人に増えていた。ここにいない俺の弟妹とリナの弟がいるので正確には十二人なんだがな。

「じゃあ、みんな行ってくるよ。レオとミーシャをよろしくな」

「行ってくる」

「「「「行ってらっしゃい!」」」」

 俺たちは村のみんなに激励をされながら村を出発したのだった。




「もういいかな?」

「うん、見えない」

「じゃあ、ここからは身体強化を使いながら行こうか」

「うん」

「サボって、なまってないよね?」

「もちろん」

 俺たちは村が見えなくなったら身体強化を使いなるべく早く町につこうと画策していたのだ。もちろん人が見えたりしたら身体強化はやめるが基本は町が見えるまでやめるつもりはない。

 走りながら会話をして進むことにした。

「リナは町に着いたらまず何がしたい?」

「魔石の使い方の答え合わせ」

「あ~、そんなのもあったね。で、リナの予想は?」

「魔力を回復するための材料。ジグは?」

「なるほどね!ありそうだなぁ。俺は魔石を使った道具かな」

「例えば?」

「魔石を消費するだけで魔法が発動したら便利だと思わない?」

「確かに」

「でしょ?」

「ジグは何がしたいの?」

「俺は冒険者ギルドに行きたいかなぁ。行ってどんな荒くれ者たちがいるのか確かめたいんだ!」

「そう」

「どんな風に絡んでくれるかな。俺たちの格好は怪しいと思うから警戒はしてくれると思うんだけど」

「あれ、ほんとに必要?」

「知らなーい」

リナがじっと見つめてくる。

「おっと、村が見えてきたね。速度を緩めよう」

「分かった」

「前から思ってたんだけど、何か考えるのリナにしない?リナのほうが頭いいしさ」

「めんどくさい」

「さいですか」

 そんな会話をしながら俺たちは走っていた。町までは数日はかかるといわれていたが、俺たちは夕暮れに町に着くことができた。

「町に着いたね」

「うん」

「これから俺たちの冒険が始まるね」

「うん」

「それじゃあ」

「「いこう!」」

まるでここで打ち切りのような終わり方

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