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俺が最強になるまでの物語  作者: アルトラ
少年期
13/37

剣術

 父さんに扱かれてから一週間が過ぎた。父さんが治癒師に見せておいてくれたおかげで怪我も早く治ったのだ。まだ体は痛むが今日から本格的な剣術の鍛錬が始まる。もうワクワクが止まらずいつもより早起きしてしまった。

「リナ、おはよう。今日は楽しみだね」

「うん、楽しみ」

「今日から本格的な鍛錬を始める。それにあたって一週間に一日休みを与える。その日は他の子供たちと遊びなさい」

 休みを与えるのは分かるが他の子どもたちと遊びなさいとはどういうことだろう?

「何で他の子供たちと遊ばなきゃならないの?」

「お前たちと同じ年の子供がいないからだ。下の子供たちの世話をするのは上の子どもたちだというのがこの村の決まり事だ。それに学園に行ったとき友達同士で助け合うことができるからだ」

 人脈作りということか。それはそれで面白そうだ。それに前世から引き継いでいるかどうか分からないがコミュ障を治すいい機会になりそうだ。

「うん、分かったよ」

「リナもいいか」

「うん」

「それでは剣の鍛錬を始める。俺が一回手本を見せるからそれを真似して振ってみろ」

「「はい!」」

 俺は父さんの真似をして木剣を振ってみた。父さんみたいに音はならなかったがなかなかうまく振れたんじゃないだろうか。リナのほうを見てみると微かにだが音が聞こえた。

「リナはとても筋がいいな。ジグもリナほどではないが筋がいい」

 リナがこっちを向いてドヤ顔をしてくる。と言っても表情は変わらないので雰囲気で察しただけだが。くっそ見てろよ....今に追い越してやるからな! 

「リナはそのまま素振りをしろ。ジグはもっと脇をしめて剣を構えろ」

「こう?」

「そうだ。その形を忘れるなよ。ジグもその形を保ったまま素振りを始めろ」



 何百回....いや何千回しただろうか。もう腕が棒のようで腕を振り上げるのさえ一苦労だ。

「よし、やめ!」

 俺たちはその言葉を聞いた瞬間に剣を落とした。腕がプルプルで震えていた。

「腕が棒のようだよ」

「私も」

「午後からは実戦経験を積む。そして、明日からはこれを繰り返す」

「「はい!」」

「太陽が頂点に来るまでにここに集合していること。それでは昼飯を食べてこい」

「「はい!」」



「にーに、あそぼ」

 うおぉぉぉぉ!ミーシャがにーにと呼んでくれたぞ!でもどうしよう今は時間がないんだよな....断るしかないのか!?可愛い妹の誘いを!?

「ごめんな、ミーシャ。兄さんは今忙しいんだ。また今度にしてくれないか」

「うん、わかった!」

 素直に引いてくれてよかった。泣き出されたら大変なことになっていた。主に俺の精神と好感度が。

 俺はご飯をすぐ食べて、できるだけ休んでから集合場所に行った。



「これから実践を始める。午前中の感覚を思い出しながら全力で来い」

「「はい!」」

「では、始め!!」

 リナが駆け出していく。おれはその後ろからついていくようにして父さんに切りかかる。リナの一撃が弾き飛ばされ俺の一撃も同じように弾き飛ばされる。

「何度でもかかってこい!」

「「はい!」」

 そう返事をしてまた切りかかる。そして弾き飛ばされる。俺たちはこれを夕暮れまで続けた。



「ジグ、剣の鍛錬は楽しかった?」

「うん!とっても楽しかった!」

「そう。怪我には気を付けながら頑張りなさいね」

「分かったよ。母さん」

 夕飯の時に今日の出来事を話していた。

夕飯を食べてから寝るまでの少しの間にレオとミーシャと遊ぶことにした。

「ミーシャ、レオ何して遊ぶ?」

「えーとね、絵本を読んでほしいの」

 もう暗くて字は読めないが家にある二冊の絵本なら暗記しているので読み聞かせをしてあげる。

 読み聞かせをしている途中で二人とも寝てしまったので二人をベッドに戻した後俺も寝ることにした。

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