表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/57

再会3


ハーブの収穫をした日から1週間後、ソフィー宛に2通の手紙が届いた。


1通はルークからの手紙。


“やっと店に予約が取れた。少し先だけど日程は問題ないか?君の返信を待ってる”


「2週間後か。楽しみね」


日程は問題ないことを手短に手紙にしたためた。


もう1通は……王家の紋章が入った手紙だ。


嫌な予感がするのでしばらく放置しておきたかったが、王家の連絡を無視するわけにはいかない。

しぶしぶ封を切った。


“ソフィー嬢へ

 長引いていた遠征を終えて王宮へ戻ることになった。戻ったら今後のことを話そう”


「……殿下からだわ」


それは、クロームから初めて届いた手紙だった。


「今後のことを話そうって、私はただ婚約破棄できればいいんだけど……」


なかなかに話の通じない男ね、とひとりゴチた。






2週間後ーーーー。



「いやーーーー今日はいい天気だなあ。ね?ソフィーもそう思わないか?」


ルークをジト目で見たあと、ソフィーは大きなため息を吐いた。


「リリーが一緒ならいいって言わなかった?ルークと2人なんて聞いてないんだけど」

「まあまあ、そんな難しい顔しないで。もう来ちゃったんだから楽しもうよ」


「はあ……私これでもクローム殿下の婚約者なんだからね?立場的にまずいのよ、こういうの」

「じゃあ君が殿下の婚約者じゃなければ喜んで来てくれた?」


「それは……」


ソフィーはリリーと3人で街に遊びに行くと思っていたが、迎えに来た馬車にリリーの姿はなく、乗っていたのはルーク1人だった。リリーがいないのを残念に思いながら、ルークと2人きりで過ごす予想外の展開に少し緊張していた。


(これじゃデートみたいじゃない!)


「大丈夫。店は貸し切りにしてあるし、顔を見られないように深めの日傘も用意しているから」

「……まあいいわ。来てしまったものはしょうがないし」


そう、しょうがない。もしバレたらルークにすべて責任を取ってもらおう、と決めた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ