クロームside
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茶会でソフィーが倒れた日。
クロームは深夜、ソフィーが休む寝室へと忍び込んだ。
「んん……」
まだ苦しいのか、額にしわを寄せて苦しそうな表情をしている。
彼女の頬にそっと手を当てると、冷たい手が気持ちいいのか、すり寄るように顔を近づけてきた。
一度目の人生では、お茶会で毒を盛られるのは彼女ではなく自分のはずだった。
あの男を拷問して問い詰めたが、顔も知らない人間に依頼されたという曖昧な情報しかなく、毒の関与も確証は得られなかった。
なぜ自分ではなく、彼女が狙われたのか。
そして……アマランサスの涙の存在を知る人間はだれか。
その存在を知る人間は王族しかいないはずだ。
だが今回の事件で、彼女は私を消そうとする側ではないことが分かった。
そもそも彼女を茶会に呼んだのは、俺に毒を盛ろうとする人間を確かめるためだった。
その犯人は彼女自身ではなくても、彼女と関わった人間を徹底的に洗い出すつもりだった。
だが実際には彼女が命を狙われた。
あの毒は、彼女を城から追放する原因となった毒と、完全に同じものだった。
今回あえてリスクを負い自分で毒を飲んだという可能性もあるが、その毒は致死率が高く、分かっていて飲むのは自殺行為だ。おそらく彼女は関与していない。少なくとも今の段階では。
あのノートを見たときからもしかしたら……と予感はあった。
この予感が本当に正しければ、俺はあの時信じるべきものを間違い、罪のない女性を闇に葬ったことになる。
俺が彼女を殺したようなものだ。
「……ははっ!」
乾いた笑いが部屋に響く。
それが事実なら、君は俺を許さないだろう。
だが同時に、君が無実であればいいと、期待している自分もいる。
教会にいた彼女の姿を思い出す。
まるであの子のようだった。
それは美しく幻想的で……
そっと彼女から手を離し、部屋を後にした。
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☆ここで一旦区切りますので、次回は少し成長した2人のスタートです!
ここまで読んでいただき本当にありがとうございます!
引き続きお付きあい頂けたら嬉しいです( `・ω・´)ノ




