ありえないことって何?
セカンドライフ
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僕は奇跡の子だった、なぜかというと僕はほかの人とは少し違う人間だったからだ。そう、僕は一般人に命を奪われる人間、セカンドライフ人だったのだ。。
【1】
朝の目覚ましとともに目覚め、朝飯を食べながらテレビを見る俺、春宮稀有(16)高校一年生、テレビには殺人犯が俺の住んでいる地域の近くにいると報道されている、「まぁ、そんなの知ったこっちゃねぇ」と思いながら、家を出た俺は、学校へと歩く、靴箱に乱暴に靴を入れ、1―cの教室へと向かう、クラスの中ではムードメーカーの存在として、クラスを和ませている、
俺だが、勉強のほうではダメダメ、しかし運動神経バツグンという、少年である、勉強が全くできない理由としては、人の話(剣道以外)の話を全く聞かないからだろう、前に、先生に授業で「この問題を読め」と言われたら「どこですか?」と聞き返して怒られたのも話を聞いていなかったからである。これが原因でクラスでムードメーカーという存在になってしまった。
授業はあまり好きではないが授業が終わった後にある、部活の練習はとても好きだ、このために学校に行ってるようなものだ。部活は剣道をしている。
部活が終わった後、校門では同じクラスで、中学生のころからの友達、草薙がいた。
「おせーな」と草薙が言い、部活があるんだから仕方ねぇーだろと俺が草薙に言う、いつもと
同じの会話から始まり、俺から歩き始め、後ろから草薙がついて来る、
「なあ、今日のニュース見たか?怖いよな、殺人犯が近くに来てるんだぜ?」といきなり草薙が話しかけてきた。それに俺は「ああそうらしいな」と答える、「お前怖くないのかよ」と話しかけてくる草薙に、「別に」と返事をし、歩くスピードを早くする。今の時間帯はこの道は人が少ない、ニュースで殺人犯が近くに来ていると報道されているからだろうか、少ないどころか、
全くいない、そんなことを思いながら早歩きで草薙から逃げていると、俺らがいつも曲がる、
角が見えた、しかしあれ?人影がある、誰か待ち伏せでもしているのだろうか、思い切って、
角を曲がってみると、誰もいない、さっきの人影は気のせいかと思ったとき、後ろから「春宮稀有」と、
野太い男の声がした。
その声とともにカチッと音がした、
まさか、
例の殺人犯なのか?
バーンと大きな音が誰もいない道に響いた。