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夕日
「もうこんな時間か…遅くなっちゃったなぁ…」
そう呟きながら、僕は大学の図書館を後にする。
正門へ向かうと、待っている人が立っていた。
「あ、やっと来た。もう、遅いんだから。」と言い、近寄ってきた。
彼女は浜西華奈。僕の交際相手だ。
高校3年生の時に僕が告白し、同じ大学に進学して交際を続けている。
「はぁ…、やっぱりお姉ちゃん、こんな奴に時間かける必要ないでしょ…」
と横で言うのは、彼女の妹の浜西令奈。なぜか僕のことを嫌っている。
ルームシェアをしている僕らは、いつも3人で帰宅している。
…仲がいいとは言えないが。




