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人の恋路を邪魔しちゃいけません。  作者: 七賀ごふん
生徒会長の報告(脅迫)

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33/78

#2



「ふん。それはそれで、自分の愚行を悔やむ立派な材料になるだろ。男と付き合ったのがそもそもの間違いだって気付くからさ」


夕夏は悪びれないどころか、こんなことを言ってる。


「……本当に。お前、そのうち苛めた奴らに刺される」「上等だよ。文句あんなら正面から来てくれた方が助かる。こっちから捜す手間が省けるからな」


そう、普通に笑い飛ばしてるけど。真面目に考えた方がいいんじゃないのかね……。


智紀の心配をよそに、夕夏は途端に眉を寄せて舌打ちした。

「つーかそれより、お前のせいで有耶無耶になったじゃんか。あのままじゃ別れない可能性大」

「だ、か、ら!! もういいだろ!? これ以上追い詰めたらホントに駄目だ! まだ二年なんだし、今のクラスで一年過ごすんだから!」

本当は俺も、もっとスムーズに止めるつもりだったんだけど……予想以上にこいつの攻めるペースが速くて呆然としちゃったからなぁ。

今度はもっと速くに行動しなきゃ。

「それとさ、何情報か知らないけど確信もなく相手を脅す様な真似やめろよ。もう腐るほど言ってるけど、もっと平和に、話し合いだけで解決しなさい」

というか本当は、別れさせる様な真似をしてほしくない。

「だから、話し合いで納得できる様な奴らなら実力行使してない。ってゆーか」

夕夏は突然立ち止まると、俺の横スレスレの壁を思いきり蹴った。


「前に言ったよな? 説教すんな、付き纏うな、俺の奉仕活動の邪魔をすんな───って」

「……!!」

「今思い出したみたいな顔すんな」


夕夏はガチギレしてるけど……いや、実際今思い出した。過去のことすぎて忘れてた。

それに今は、単純に怒りの矛先を俺に向けてるだけに見えるから納得いかない。どうやって返そうかな。

「おい、何か言えよ」

夕夏は威圧をかけながら脚をどけると、今度は手を壁についた。

「そうだなぁ……お前がカップルを見ると潰したくなるのと一緒で、俺もお前を見ると思わず邪魔したくなるんだ。もはや生理現象に近い。あと部活も辞めて暇になっちゃったし」

オーバーに背伸びして、無防備に立ち尽くしてる夕夏の肩を押した。


「だからさ、せっかくなら一緒に遊ぼうぜ。俺ら友達だろ?」




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