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番外編 生徒A
よく分からない事件に巻き込まれたようだ。
(頭が痛い)
受験を来年に控えた年の中間テスト。
内申のために…とこの日まで必死に勉強してきた。
テストだと言われて配られた紙は、ただの校内地図だった。赤いバツ印が9つついている。
校内地図の上には、「問い 己の心に従って問題を解け」と書いてある。
(この場所、日付……)
生徒Aには心当たりがあった。
「こんなの、私には関係ないでしょ!」
誰かが叫んだ。叫んだのは東条ミキだった。
血走った目はどこか狂気じみていて、汗がタラタラと零れている。
事件が起こるほんの数分前まで、ミキはおしゃれ番長として男女問わず支持を多く集めていた。
生徒Aも彼女に縋りつく1人だった。
「カケルにやらされてただけ!私は悪くない!」
ミキは校内地図を叩く。
「いじめられるようなことをしたアイツが悪いの!」
しんと静まり返った教室に、ミキの高笑いが響いた。
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