表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
桐箱の布団に客をむかえるはなし  作者: ぽすしち
 一

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

4/32

もやもや


 寒気、ではなく、なんだかモヤモヤとしたものがわきあがった。



 めをむいてだまったままのヒコイチをほうったまま、元締めはわらうようにうなずいて、嘘だよヒコさんあのご隠居がそんなことしなさるわけねえだろう、と将棋の駒をしまいはじめる。


 この《元締め》は、ヒコイチがかついで売り歩く品を、どこからともなく集めてそろえる男で、それらの品は、お茶から金魚までさまざまで、どれをとっても品がいい。いったいどういうツテであつめるのか、または頼まれるのかはしらないが、それらの品を、まっとうな値であつかうこの《元締め》に誘われたから、ヒコイチはそれをかついで、街をながして売り歩いている。

 つまり、《元締め》のことを信用している。


 その売り歩きが縁で、いまではあちこちに顔見知りができ、ながい付き合いになるひとたちもできた。


 一条のぼっちゃまや、西堀の隠居であるセイベイ、そこからの縁でダイキチとも知り合いにもなったが、ヒコイチはこれらの人たちを信用している。

 と、いうことに、とつぜんヒコイチは気がついた。



 信用しているから、この人たちには、話していないことはいくつかあるが、嘘をついたことはない。


 いや、べつにだからといって、むこうのすべてを知りたいわけでも、話してほしいと思うわけでもないが・・・。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ