初恋日記 ー少年側ー
初恋日記を見てくれた方も見ていない方も読んでくれたら嬉しいです!
4月28日 晴れ
あの子を初めて見た。
クラスも違うから、
廊下で初めて見た時、
俺は恋に落ちた。
それは、俺にとっての
初恋だった...
6月5日 晴れ
俺は、あの子が
近くに居ると、
つい目で追ってしまった。
目で追って行くうちに、
気付いて欲しいと思った。
7月7日 晴れ
あの子と初めて喋った。
本当に奇跡かと思った。
俺が図書室に行った時、
イスの上で、背伸びをして
本を取ろうとする
あの子が居た...
いつもと同じで、
つい目で追ってしまった。
その時だった...
あの子がイスの上で、
足を踏み外した。
俺は急いで、
倒れるあの子を抱き締めた。
その後、本を取ってあげて、
俺は帰った。
「ありがとう」と言った、
あの子を見て、
前よりもっと好きになった。
8月12日 雨
俺は部活の先輩と
話していた。
家が近くて、
兄貴的、存在だった。
先輩は思いもよらぬ
相談をしてきた。
「俺、好きな人に告白したい」
そんな相談をしてくる
先輩は初めてだった。
先輩はサッカー部の部長で
アイドル的存在だ。
そんな先輩が好きになるのは、
どんな人なのかと思って、
聞いてみた。
「後輩」
年下好み?
「名前は?」
つい聞いてしまった。
先輩の答えは、
俺の片想いの相手の
あの子だった。
8月13日 雨
先輩は昨日の相談の
続きを話してきた。
「で、告白したいんだけど
どうすればいい?」
わかんねぇよ。
つーか、
答えられるわけないじゃん。
俺の片想いの相手が、
先輩の好きな人と一緒とか
普通、思わないし。
「頑張ってみれば、
良いんじゃないっすか?
当たって砕けろ!的な」
砕けちゃえよ!
「そうか?頑張ってみるかー」
早く告白して、
あの子に振られれば
いいと思った。
「でさぁ、
お前は好きな子居ねぇの?」
「一応居るけど」
何言ってんだ俺!?
対抗意識とか?
「誰なんだよぉ?」
教えるわけないじゃん。
「嫌です」
「ちぇ」
先輩に言ったところで、
何にもならない。
つーか、絶対誰かに言う。
振られないかなぁ...
9月5日 曇り
先輩が
「今日、告白する」と言った。
俺は頑張れと言ってしまった。
9月6日 晴れ
先輩は振られたと言って、
俺の家にあがりこんできた。
そして、
「好きな人が居るから」
と言われて、振られたらしい。
先輩が振られて嬉しかったけど
好きな人が居るからと振った、
あの子の言葉が
俺の心でモヤモヤしていた。
9月16日 雨
今日は俺の家に、
幼馴染みの女子が来た。
帰る時、雨が降っていた。
傘を持っていなかった、
幼馴染みを俺は、
家まで送ることになった。
1つの傘に2人で入った。
あの子だけには、
見られたくないと思った。
11月18日 晴れ
図書室以来、
クラスは違うけど、
廊下などでたまに
あの子と話した。
だけど今日は、
廊下であの子と目があっても、
見なかったふりをされた。
なんだか、
避けられている気がした。
訳が分からなくなって、
俺は家に帰ると、
あの子のことで、
頭がいっぱいになった。
11月24日 曇り
あと1ヶ月でクリスマス。
あの子は誰と過ごすんだろう?
前に言ってた好きな人って誰?
もしかして、
もう付き合ってるのだろうか?
また、あの子のことで
頭がいっぱいになった。
12月17日 晴れ
あと1週間でクリスマス。
俺は、思いきって相談した。
「前に俺、好きな人居るって言ったじゃん...」
最初は言おうか、
言わないか迷った。
だけど、あの子の名前は
言わないことにした。
「俺、その子をクリスマスに誘いたいんだけど、どうすればいい?」
俺は、真面目に聞いた。
「直接誘うとかは?」
俺は首を振った。
今は、避けられているから、
話しかけにくい。
「じゃあ、当日電話?」
これも、首を振った。
予定が合わなかったら困る。
「じゃあ、手紙とか?」
それを聞いて、少し悩んだ。
それが今の自分には、
合ってるのかもしれない。
俺は手紙で誘うことに決めた。
12月23日 晴れ
クリスマス前日。
俺は迷っていた。
直接渡すか...
下駄箱に入れるか...
やっぱり、下駄箱に入れる。
俺は、あの子が来る前に
下駄箱に手紙を入れて帰った。
12月24日 雪
ホワイトクリスマス。
窓を開けると雪が降っていた。
今は午後5時、あと一時間。
余裕をもって行くために、
40分になったら
家を出るつもりだった。
ちゃんと用意して、
40分に出ようとしたら、
姉さんが俺のことを呼んだ。
「何?」
「あんた彼女とこれからデート?」
何言い出すんだよ。
「ち、違うけど」
「じゃあ告白?」
何で分かんだ?
「図星」
「えっ」
「じゃあこれ持ってきなよ」
「何?」
姉さんが袋を渡してきた。
「その相手にあげれば?クリスマスプレゼントとして」
何で用意してんの?
「サンキュー」
今の時間は?
55分。
ヤバイ遅れる。
俺は全力で
あの子の家に向かった。
あの子は家の前に立っていた。
あの子は俺に
なんで誘ったのか聞いてきた。
俺は1度答えるのを躊躇った。
でも正直に言った。
「好きだから」と...
少したってから、あの子は
「私も」と言ってくれた。
驚いたけど、嬉しかった。
体が勝手に動いて、
あの子を抱き寄せた。
そして、キスをした。
そのキスは、
俺にとって初めてだった。
10年後 12月24日 雪
俺と彼女が
付き合って10年たった。
そして、今日結婚した。
誓いのキスは
10年前の今日を思い出した。
私の2作品目!
これからも投稿すると思います!