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1話:少年と砂漠であった中年商人
少年は中年男性に問いかける
「今、幸せ?」
中年男性は酷く困惑し返答に困った。
先ほど、砂漠で死にかけた。だが、生きている。
少年に膝枕してもらっている。
これは幸せと言っていいのか?
だが、それ以前に生業の商売も最近は上手くいっていない。
中年男性の頭の中では、そんなことを考えていた。
中年男性が言葉に詰まっていると少年がさらに口を開いた。
「足が疲れたから、そろそろ降りて欲しいなっ!」
中年男性は、その言葉を聞き、慌てて膝から飛び退くのであった。
妄想ポイント:オアシスで中年男性を膝枕しすぎて、足が疲れて引きつった顔をしている少年