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しあわせ  作者: ねこぱせり
1/6

1話:少年と砂漠であった中年商人

他意なく少年は問いかける

「今、幸せ?」


ーーーーーーーーーーーーーー


パ チ ン !


指が鳴る。

指を鳴らしたのは、年端もいかぬ少年だ。


その少年は、飴玉を舐めながらご機嫌にスキップをする。


ただ、異常なことにその場所は熱帯の砂漠であり、少年は砂漠越えのための荷物を持っておらず、完全に手ぶらなのであった。


ーーーーーーーーーーーーーー


少し肥満体型の中年男性が俯きながら砂漠を歩いている。

この中年男性は商人である。


近年までは商売が景気に乗っていたのだが、酷似した商品を扱う他店が増え息詰まっていた。


そのため、今回、新たな商売ネタ探し 兼 傷心旅行をしていたのだが、旅先の町で騙された。


旅先の町から隣町まで、砂漠を約30分歩けば行けると言われたのだが、すでに2時間ほど歩いているのに町に着かないどころか、町が見えず、人っ子一人見ることさえない。


防熱着はしっかり着込み、水もある程度持ち歩いていたのだが、暑いものは暑いし、水も元々30分歩くためにと用意していたため、全く足りない。


さらに、後どのくらい歩けば町に着くのかも分からず精神的にも疲労していた。


死ぬ前には色々考えてしまうというが、暑さのせいで意識は朦朧としており、ただただ無心で歩いているだけであった。


絶望のような状況であったが、

意識が朦朧とし無心で歩いているだけであった中年男性の耳に パチン という指を鳴らしたような音が聞こえた。


中年男性は、その音に驚きながら俯いていた顔を上げる。

すると、前のほうに小さいながらも人のシルエットが見えた。


シルエットが小さいため遠いことは想像できるが、中年男性は力を振り絞って少し早歩きでそのシルエットに向かって行った。


そして、そのシルエットが少年であり、完全に何も持っていないのを確認できるとこまで近づいたところで、中年男性は心が折れ、意識を失い倒れてしまった。

妄想ポイント:飴玉を舐めながらご機嫌ステップをする少年

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