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第5話 イベントへの参加(3) ――イベント予習

タイトル改名しました!


「さて、イベントまでは今日を合わせて後4日有るわけですが!」


 此処はMakeO.S.ゲーム内、現在カナとルユは2人でイーズ平原の奥、平均レベル:15程度のモンスターが居る所まで来ている。


「一緒にイベントの予習とスキルの確認をしていこっか!」


「うん、よろしくねルユ」


 テンションの高いルユに対し、カナも少しワクワクしながら応える。


「それじゃあ、まずは~……」


 そう言ってルユは、発表されているイベント前情報の確認を始めていった。


 今回のイベントは個人戦、ポイント形式のバトルロワイヤルである。


 参加者は専用のフィールドへと移動させられ、運営が用意したアイテムの取得やモンスターを狩ることによってポイントを得られ、その得点を競う。


 勿論、PvP要素もあるのだ。


 プレイヤーキルに成功すると、トドメを刺したプレイヤーは刺されたプレイヤーが持つポイントの3割を奪えるシステムとなっているらしい。


「後、職業とか一部ステータスが不足している参加者には、ハンデとしてイベントの最初にボーナスポイントがあったりするよ」


「それって、結局他の参加者に奪われるのがオチじゃ……」


 幾ら開始時にポイントを持っていても、戦力差が埋まる訳では無いので奪われるポイントが増えるだけに思える。


「ううん、フィールドには所謂、強力なステージギミックもあるから初心者でもある程度戦えるよ」


「あ、それなら安心だね」


 どうやら、参加者間の戦力差を誤魔化す為のギミックは別にあるようだ。


「カナちゃんの場合はステージギミックに頼らなくても結構行けると思うけどねー。ただ、ギミックは良くも悪くも強力な物が多いから、把握は必須要件だよ」


「なるほど……」


 その他にも細かなポイントを得られる要素などを復唱し、確認していく。


「そして気になる報酬だけれど、100位以内ならランクアップ式の特別報酬と参加賞。後、これは明記されていないけれど、イベント中のアイテムには一部持ち帰れる物があったり、そのイベント中にしか発現しないスキルがあったりするから、参加するだけでもお得だね」


「参加するからには、できるだけ良い結果残して姫奈に自慢したいな……」


 報酬も魅力的に感じているが、カナは大会などでできるだけ良い成績を残したいと考えるタイプなのだ。


 最近は自身のプレイスキルを自覚し、自信を持ち始めたのでどこまで通じるか試したくもなってきている。


「おー、やる気があって良いね。それじゃあ、イベントに備えてここ最近……と言うより昨日手に入れたスキルの確認と私が知っている役立ちそうな基本スキルの取得をしていこうか」


「ありがたい……けれど、ルユは私に付き合ってて問題無いの?」


「うん、私やクロとトウカ、ルギは参加できるかわかんないか……、他は皆参加するけれど、それぞれが勝手に準備するから大丈夫! 取り敢えずカナにはイベントを楽しんで欲しいしね!」


「そっか、ありがとう」


「うん。それじゃあまずはスキルの確認からだね」


 ルユの合図に従い、カナは自身のスキルを公開表示にする。


 スキル


 アクティブ:

【強打】【掌打】【フルスイング】【回し蹴り】【見切り】【超巨岩蛇の咬砕】【超巨岩蛇の閃尾】【白砂姫の記憶】【白砂姫の祈り】


 マジック:

【ヒュージ・ロック・バレット】


 パッシブ:

【掴み上手】【回避の心得】【覇者】【大物喰らい】【逆境の主喰らい】【逆境の歴戦喰らい】【サブウエポンマスター】【白砂姫の加護】


 スロット:

【思考加速】

 コスト(4/5)


 サブ:

【先読み】

 コスト(3/5)


「パッシブ系のスキルは特に確認する必要は無いよね」


「そうだねー。基本的に常時発動するスキルだし発動条件だけ確認しておいて貰えれば大丈夫かな」


 因みに称号系の規則をまとめるとこうらしい


 =====================


【攻略者】や【挑みし者】は単純な攻略や討伐。主に記念。


【大物】と【逆境の~】は自身のレベルよりLv.20以上離れた格上。


【超えし】は単独。


【狩る】は被ダメを最大HPの20%以内に抑える。


【喰らい】は単独かつ被ダメを最大HPの20%以内に抑える。


【主】はダンジョンボス


【歴戦】はダンジョンレアボス


 =====================


 スキルの効果はそれぞれの特攻になっていて、【覇者】は【ダンジョン】と【逆境】と【喰らい】の複合だ。


「って事でアクティブスキルをどんどん試していこう!」


「えっと……、【白砂姫】のスキルも?」


「勿論! 昨日はああ言ったけれど、もしかしたら何か局所的な使い所はあるかもしれないし、今のうちに確かめておこう。大丈夫、この辺のモンスターならもう大怪我はしないだろうし、何かあったら私がサポートに入るよ!」


「それなら、やってみるよ」


 そうして私のイベント前特訓は始まったのである。

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