表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
巡星(めぐりぼし) #2  作者: kalamchoe
1/1

遭難

今宵も始まります。いってらっしゃい。

 私はようやく気づいた。太陽が居ないことに。というかまずどうやってこの山に入ったか、どの道を通ったかすら何も覚えていない。もちろん北も南も東も西も分からない。2、3時間で少し登って日があるうちに下ろうと思っていたのだが、これはやってしまった。前も後ろも見えない。今は動いているからいいが、これからどんどん寒くなるのだろう。動きやすいシャカシャカのベージュのズボンに、山吹色のダウン、若草色のニット帽、あ、後は茶色と黄色のの山を登るブーツだ。リュックは黒いたくさんポッケの付いたちょっと遠くに出かけるのに適したくらいの大きさのものだ。スニーカーと迷ってブーツにしたが正解だ。流石にそこまで山は舐めていない。なんてったって雪山だ。

 この山は一体何なんだろうか。下っても登ると言うのだろうか。下れないというのが正しい。そして、雪で木も枯れて地面もそこまで見えなくなるくらい、雪が溶けないところに来てしまった。焦りなのか、疲労なのか心拍数が上がる。雪まで降ってきた。本格的に、、、ヤバい。ただ一般常識として焦ってはいけない。落ち着いて水を飲み、よく考えた。そして私は重大なことに気づいてしまった。これは " 遭難 " だ。落ち着いて判断しようかと思ったら、状況を的確に理解してしまった。一度叫んで腹をくくろう。

「あ"ーー!!!!」

終わった。○と雪の女王みたいな出会いがあるわけもなく私は諦めて登る。正しくは、下っているが登っている。リングワンダリングとはこれなのか?ただ進んではいる。




 少女は事の深刻さを理解し始めたが、無知が故だ。そこで止まればいいものを足を止めなかった。確かに足を止めれば凍え死ぬかも知れないが、雪山じゃどのみち凍えることになる。この先どんどん標高は高くなり時間も経つ。寒くなっていく中、少女はただ地に足跡を付ける。すぐに消える足跡を。

侯羽の詳しい紹介でもしましょうかね。

名前: 玉風侯羽

性別: 女の子

年齢: 19歳

身長: 162cm(実は159cm)

体重: 非公開

趣味: 一人○○

これくらいしか、まだわかりませんね

次回もお楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ