雪原を踏みしめる冒険家
朝一番に起きて外に出ると、昨日とは違った新世界が広がっている。
ジャンパーを着て、長靴を履いて、未踏の地へ冒険を始める。
家の辺りは既に大人によって開拓されてしまい、旧世界の姿が見えてしまっている。
なんてロマンのない人達なのだろう。
そう言って大人の手によって開拓されていない、未開の地を求めて冒険する。
雪をかき分け、新雪を踏みしめ冒険を進める。
氷でできた伝説の剣
氷でできた伝説の盾
氷でできた伝説の鏡
いくつもの伝説の武器を見つけては、名前をつけていく。
私の手にかかれば、全て伝説になるのだ。
いくつもの伝説の武器を手にした先に、伝説の山を見つける。
誰も登った事ない伝説の山を登っていく。
私が一番最初に見つけたのだ、その証を山に刻んでやる。
伝説の剣を山の頂点にさして、今日の冒険の終わりをセーブする。
明日はどこを冒険しよう。
白き新世界に心を弾ませ、私は家に帰っていく。
私が前に書いた、「つもりつもって新世界」の後日談みたいな詩です。