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10 いざ新装備!

装備の説明が多くなってしまいました

本日三回目の更新です!


「着替えは一瞬で終わっちゃったけど、アルディちゃんが戻ってくるまでまだかかるかな? その間に色々確認しておいた方がいいよね。メリアちゃんには説明をしっかり読むように言われてたし。ステータス!」


 仮想ウインドウを呼び出したマーサは、装備の覧を開いた。

 現在の装備が表示されている。

 そこから更に装備中のドレスの名前をタップすることで、詳細が表示された。


闇紫(やみむらさき)絶空(ぜっくう)

防具/上下鎧

レア度:SSS

品質:SSS

Def:1300

Mdef:2000

≪魔法出力増大(極大)≫

≪魔法無効化≫

≪魔法力増大(極大)≫

≪魔法スキルディレイ短縮(特大)≫

魔神王が自ら作成し魔神姫へ贈ったとされる装備品、≪闇紫≫シリーズの一つ。

絶対なる空の力を持つ、空の支配者たるドレス。装備した者は魔法において絶対的な覇者となる。


「なんかすごそうだけど、これってどのくらいすごいんだろう」


 ゲームに疎いマーサはその価値をすぐに理解出来なかった。

 さっきまで身に着けていた初期装備のランクは最低のF-である。

 アルファベットのFからAまではそれぞれマイナスとプラスが存在している為三つに区切られ、その上にはS、SS、そして最上級のSSSとなる。


 SSSランクはゲーム実装直後のこの段階では、存在することなど想定されていない。

 本来ならシナリオにしばらく関わらない魔神王が自ら手作りしたことで起こった、イレギュラーな事態であった。


「数字もすっごく高いなぁ。なんか凄そう」


 初期装備の防御力は2である。

 かなり低い数値ではあるが、低レベルの段階では確かに影響を感じる程度には意味がある。

 ≪闇紫・絶空≫はなんとその650倍の防御力を持つ。


「この追加効果もしっかり読んでおかないとね。ええっと、魔法が強くなる、魔法が効かなくなる、MPが増える、魔法を連続で撃つのが早くなる、ってことだね。うん、理解出来た!」


 このゲームでは、パッシブスキルの効果は(微)、(小)、(中)、(大)、(特大)、(極大)、の

六段階で表示される。

 実数値は各スキルで違う為詳細を読み込むことは必要であるが、どの程度の上達具合かを一目で判断することが出来る。


「でもやっぱり、可愛い! アルディちゃんからのプレゼントだし、大事にしないとね」


 装備の性能を深く理解しないまま、マーサはウインドウを閉じた。

 マーサにとっては、可愛い女の子からもらった可愛い服でしかないのである。


「そういえば、他にもくれてたんだっけ。どれも可愛いし、アルディちゃんってセンスもあるんだなー」


 アルディの置いて行ったアイテムを装備していく。

 詳細も一度開きはしたが、フレーバーテキスト以外はほぼ流し読みであった。


闇紫(やみむらさき)絶月(ぜつげつ)

防具/靴

レア度:SSS

品質:SSS

Def:800

Mdef:600

≪重量軽減(極大)≫

≪移動速度上昇(極大)≫

≪空中歩行≫

≪透過≫

魔神王が自ら作成し魔神姫へ贈ったとされる装備品、≪闇紫≫シリーズの一つ。

月の魔力を持ち、自由な旅路をもたらすと言われる神秘の支配者。


闇紫(やみむらさき)絶霧(ぜつむ)

防具/小盾

レア度:SSS

品質:SSS

Def:1000

Mdef:1000

≪空間防御≫

≪遠距離属性無効化≫

≪自動防御≫

≪探知スキル阻害≫

魔神王が自ら作成し魔神姫へ贈ったとされる装備品、≪闇紫≫シリーズの一つ。

霧状に展開することが出来るその盾は、何があっても使用者を守り害を成す者を彷徨わせる霧の支配者である。


闇紫(やみむらさき)絶光(ぜっこう)

武器/オーラ

レア度:SSS

品質:SSS

Atk:200

Matk:3000

≪魔法出力増大(極大)≫

≪補助効果打消し≫

≪妨害効果無効≫

≪命中妨害(極大)≫

魔神王が自ら作成し魔神姫へ贈ったとされる装備品、≪闇紫≫シリーズの一つ。

装備者の往く道にあるもの全てをあるべき姿に照らし出す、魔界の光を凝縮した光そのものとも言われる光の支配者。


闇紫(やみむらさき)絶魂(ぜっこん)

防具/ティアラ

レア度:SSS

品質:SSS

Def:500

Mdef:500

≪生命力増大(極大)≫

≪自動回復(極大)≫

≪取得経験値増大(極大)≫

≪生命力変換≫

魔神王が自ら作成し魔神姫へ贈ったとされる装備品、≪闇紫≫シリーズの一つ。

魂を強化し強靭なる生命力を与えるだけでなく、倒した相手を取り込むことで自らの生命力へ変換する輪廻の支配者。


闇紫(やみむらさき)絶域(ぜついき)

防具/ケープ

レア度:SSS

品質:SSS

Def:500

Mdef:500

≪環境効果無効≫

≪物理ダメージ軽減(極大)≫

≪魔法ダメージ軽減(極大)≫

≪遠距離ダメージ軽減(極大)≫

魔神王が自ら作成し魔神姫へ贈ったとされる装備品、≪闇紫≫シリーズの一つ。

装備者を外界の驚異から遮断し守る、領域の支配者。


闇紫(やみむらさき)絶越(ぜつえつ)

装飾品/イヤリング

レア度:SSS

品質:SSS

Def:0

Mdef:0

≪取得経験値増大(極大)≫

≪取得経験値増大(極大)≫

≪取得ステータスポイント増大(極大)≫

≪スキル成長速度増大(極大)≫

魔神王が自ら作成し魔神姫へ贈ったとされる装備品、≪闇紫≫シリーズの一つ。

常に自らを越えていく、成長の支配者。


『闇紫の指輪』

装飾品/指輪

レア度:SSS

品質:SSS

Def:10

Mdef:200

≪念話≫

≪情報伝達≫

≪魔神王召喚≫

魔神王から魔神姫へ贈られた誓いの指輪。


 コンコン。


「着替えは終わったであるか?」


「あ、うん、終わったよ!」


「おお、やはり吾輩の作ったドレスは、よ、よく似合っておるな!」


「ありがとう! とっても可愛いよ!」


「そう言ってもらえると吾輩も張り切った甲斐があるな!」


 帰って来たアルディは、マーサの姿を見て満足そうな笑顔を浮かべた。

 そしてすぐにはにかんだ。

 照れつつも本心から褒めているのが伝わり、マーサも笑顔で返す。

 そしてアルディも誇らしげな笑顔を見せた後、本題を思い出した。

 そのタイミングで、入口から四人の魔神が現れた。


(この人達、さっきの結婚式に出席してくれてた……幹部の暗黒四魔神、だっけ)


 魔神王アルディの下で四天王的なポジションに就く四人は、アルディへ忠誠を誓っている。

 視線を向けたマーサに対して、それぞれがきっちりと頭を垂れて礼を示した。


「えっと、どうしたの?」


「こやつらはさっき紹介した、吾輩の配下である。実はマーサにはこやつらと共に行って欲しい場所があるのだが、良いか? あ、も、もし疲れていたら日を改めても――」


「大丈夫、行くよ!」


「そうか、流石は吾輩の姫である!」


 

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