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おまけ:ニーロの手記(31部分〜46部までお読みになるのを推奨します。)

小説設定を見直していたら手記の様なものがでてきました。

雑な出来上がりですが、よろしければお読みください。

「ようこそ、ニーロへ!!」

ここは皆の理想郷、ニーロ。

あわよくばすべての欲がすべて満たされるという夢のような国。

今日もいろんな人たちでにぎわっています。

「おいおい、こんな品ぞろえでこんな値段ってふざけてんのか!!」

「20連続黒だと!?そんなこと、あり得るかよ!!」

「ブタ。いい手が巡ってこねえな。せっかくの高レートもうまみを感じねえぜ。」

ただ、ある程度裕福な人たち、強運を持った人たちだけが、その望みを叶えられるでしょう。

しかし、にぎやかなのには変わりありません。いつも見る景色となっています。

しかし、この景色を見ることができるのは中に入れた人だけ。

そう。誰でも簡単に入国できるというわけではないのです。

簡単な書類に記入して、審査結果を待ってください。

お待ちの時間は審査の混み具合により変わります。

1日以上はかかるので、門の近場にある宿でごゆっくりとお過ごしください。

ニーロ国周辺の宿。そのお土産屋が有名になっています。

そこのお土産を買って渡せば大半の人がニーロに入国したと勘違いするでしょう。

もし残念ながら審査に漏れた場合は、そこのニーロクッキーがおススメとなっていますので、頭の片隅に置いておいてただければ。

審査を通れば誰でも入国できたのですが、最近は廃人が増えてきたのを危惧して、入国審査を厳しくしたらしいです。

それでもどこからか入国する人達が絶えず、この国で消えていく人が多いです。

消えるって?そう。

この国で廃人になった人たちです。

知る人は知っている、ニーロ廃人という言葉です。

この国がたくさん廃人を出しているのに、そんな噂が全く流れず、理想郷とばかり噂されているワケがそれです。

ニーロでは裕福な人が欲を満たし続けて成り立っています。

貧乏な人が一転、勝ち組になれる時もありますが、現実はそう甘くないでしょう。

たとえすべてを失ってしまったとしても、誰も助けてくれません。

自業自得。自分のやったことには責任を持てというのがこの国の暗黙の了解。

助けを求められても、突き放さなければ一生食い物にされてしまいます。

建国をしたニーロ王。

うまく軌道に乗り、裕福層だけをうまく取り込むことができ、国も住民税として莫大な利益を得ていました。

税金を住民税だけとするだけで、不満の声が少なくなったそうです。

それでも住民税というには高いですが。

以前は、住民税以外にニーロ国民税、住居税、馬税、商売税、賭博税、空気税(ニーロの空気を吸い続けることができるという貴重な体験ができる、だとか)、水税、道税etc...とバカげた項目税金があったのでこの流れは当たり前でしょう。

今やニーロの最盛期といったところで。

奴らが攻めてきました。

名無しの異星人。

彼らが攻めてきたらもうおしまいです。なにもかもが壊され、奪われて、壊滅します。

不思議なのは、彼らが攻めてきたというのに何の知らせも騒ぎの前兆すら無かったこと。

それもそのはず。

聞いた話ですが、彼らは、かつて戦場で使われていたであろう、地下通路を通ってきたのです。

塀の外から次元を突破し現れ、地下に潜ったのです。

国はなにやら大きな像を蓋として穴をふさいでいたようですが、軽かったようです。

その像は、建造スピードを重視するあまり、ほとんどが空洞だったのですから。

彼らにとってはちょっと叩いただけだったでしょう。

あっさりと国への侵入を許してしまいました。

一目散にニーロ王のいるところへ駆けつけ、惨殺。

その死体をぶら下げながら、国民の大勢いる広場へと。

阿鼻叫喚の一言しかありません。

まるで土産でも持ってきたかのように、変わり果てた姿のニーロ王を見せしめに奴らが現れたのです。

繰り返される惨殺と、略奪。

まるで見境のなくなった戦士、バーサーカーのよう。

それでも、やはり繁殖用の捕虜を確保するだけの余裕があるらしく、戦闘部隊とは別に編成をしていたみたいです。

先ほどまであんなに賑やかだったニーロ。

変わり果てた姿に変わってしまいました。

破壊に破壊。

見る影がありません。

一瞬にして、何もかもを失ってしまいました。

わたくし?私ですか?

私はこの国に暮らしていた富豪です。名乗るような者ではありません。

戦争の渦中にいながら、運よく生き残った中の一人です。

戦争前は羽振りがよかったのですが。

今ではこうしてずっと一室に引きこもっています。

上の富豪の席は空いたままになっています。

座りたいのなら、どうぞお先に。私はいいです。

地獄でした。

生きながらにして地獄を味わうとは思いませんでした。

廃人。そう。私も廃人となってしまったのでしょう。

もう外の世界が信じられません。一歩も外に出ようとも思いません。

ああ、神様。

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