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1話 赤城唯斗、転生しますた。

説明回っぽくなった気がします

 

 「おぎゃああああああああああああ!!!!!

  おぎゃああああああああああああ!!!!!」

 

 「おぎゃあ、おぎゃあ」


 その日、ある村で双子の赤ん坊がこの世に生を受けた。

 

 「あなた、生まれたわ!」

 「ああ。なんだか感慨深いものがあるな」

 「それで、名前はどうするの?」

 「そうだな...」



  ◆◇◆


 目が覚めた。


 「おぎゃああああああああああああ!!!!!

  おぎゃああああああああああああ!!!!!」


 ううん...五月蝿いな...赤ん坊の泣き声?なんでこんなに近くに聞こえてるんだ?

 というかここどこだ?まったく見覚えがない天井だぞ?


 「おぎゃああああああああああああ!!!!!

  おぎゃああああああああああああ!!!!!」


 五月蝿いなあ。いったい何だってんだ...

 僕はそう思いつつ左右を見渡そうとした。


 隣に自分と同じでかさの赤ん坊がいた。


 はああ!?


 「ばぶっ!?」




 ...............ばぶっ?




 今確かに自分が喋ったよな?

 なんで?隣の赤ん坊が喋ったの...か?


 いや絶対違う。奴はずっとおぎゃあおぎゃあ言っていた、ということは...


 恐る恐る自分の右手を目の前にかざしてみる。



 ......ち、ちっちゃい。

 これはまさしく、赤ん坊の手のような、って



 いやちょっと待てどういうことですかあああああああああ!?


 「ば、ばぶううううううううううううううううううううう!?」


 何ということだ...ちゃんと喋ることができない...だと...?


 ――ドタドタドタ


 二人分の足音が近づいて来る。


 「おお!起きたか!カイト!ライカ!」


 カイト?ライカ?誰だそれ?


 あ、まさか...



 そうだああああ!!僕転生したんだったあああああああ!!



 「ばあああああ!!ぶううううううううううううううう!!」



 「いやあ、生まれたときはそうでもなかったがライカも元気な子みたいだな」

 「そうね、なんだか安心したわ」


 灰髪に桃色の目で、眼鏡をかけた優しそうな男性と、

 赤紙で紺色の目をした体格の良い強そうな女性が微笑みあっていた。


 うん。なんとか理解が追い付いてきたぞ。おそらく、この二人は僕の、いや、隣のカイトと僕の両親だろう。なんか夫婦で結構真逆のタイプっぽいな、ってそれは置いておこう。


 う...な...なんか眠くなってきたぞ?赤ん坊特有のものか?やば...意識...遠のく...


  ◆◇◆


 で、だ。





 転生から約6年が経ちました。





 ――怒らないで聞いてほしい。

  本当に何もなかったんだ。


 ま、まあいいさ。この世界は6歳からが本番だとみんな言っていたし。


 うん。諸々の説明でもしておこうか。


 僕の名前は赤城唯斗改めライカ―サンガになった。灰色のの髪に黒の目で、少し周りより目立つ。

 家族で村に住んでいる。村に名前はない。

 サンガ家は村で比較的由緒正しい、裕福な家、らしい。実感なんてこれっぽっちもわかないけれど。

 生まれて最初の記憶で隣にいた赤ん坊は双子の兄で、カイトという。

 カイトは異常に身体能力が高い。僕も村の同年代の中ではかなりの実力者なのだが、カイトに勝てるイメージがわいてこない。カイトは本物の天才なのだ。ちなみにカイトは赤髪で桃色の目だ。

 そして父親。ネイザという名前で、村の図書館の司書をしている。村でも有数の魔術師ウィザードとして、尊敬されている。

 母親は、テミーシアという名で、村を周りの森に繁殖しているモンスターから守る仕事をしている。すげえ強い。

 

 この世界には、数多くの魔法が存在し、また、それを操るものが多数いる。魔術師ウィザードもそのうちの一つだ。


 魔術を操るためには、才能が必要で、その才能は6歳の誕生日になるまでに決する。もう少しで僕たちは誕生日だ。具体的な方法は、よくわかんないけど、すごい楽しみだ。


 6歳の誕生日に決まるのは、魔術素養だけではない。自身の生涯の天職――といっても転職ジョブチェンジする人がいるのもまた事実だ――が決まるのだ。これが僕がさっき言っていた6歳からが本番の真実だ。


 本当に何もなかった分の人生を6歳から塗り替えてやる!!僕はそう誓っているのであった。


 ――なんだかんだで転生したんだし、楽しまなきゃね★

?題名と主人公の気持ちが違う?

ええっと...



何も見なかった、いいね?

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