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女神の趣味に付き合わされて  作者: 五月女ハギ
あなたの知らない私
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まだ帳は下りたまま

本日二つ目。短いです

 いつか追い付けるのか。

 いつか追い越せるのか。


 どれだけ頑張ればいいのだろう。

 ずっと追っている背中は、未だ掴むことも出来ない。指先を掠りもしない。


 今、自分がどこにいるのかも分からない。


 学校では、トップクラスだった。

 だが、それが何の役に立つというのか。


(私は、まだ努力が足りないのだろうか?)


 足りないのだとしたら、まだ頑張れるだろうか。

 長年蓄積していたらしい疲れと焦り、胸を抉るこの気持ちが、自分から何もかもを奪っていってしまいそうだ。


 ーー手放して楽になりたい。


 一瞬だけの解放感だと予想がつく。だから手放さない。


 ーー手放した先に後悔がないのなら?


 疲れた頭ではろくな考えにならないことを知っている。だから、抵抗するのだ。


(悪魔の囁きだ)


 この誘いにのってしまえば、大切なものを失うのは分かりきっている。

 何のために頑張ってきたというのか。

 何を得るために努力を惜しまなかったのか。


 君の前では、今より少しでいいから、完璧に近付きたい。

 そうすることで、いつか追い越せるのだろうか?


 君の初恋の相手は強敵で、まだまだ追い付けそうにない。

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