汚れた服で受付に
その後獣や魔獣が襲ってきたが、すべて彼らに任せて私たちは大人しくしていた。
特に私は殺人狂と見なされると困るので、一切動かなかった。
王都について王都のギルド本部に行ったとき、盗賊の討伐褒章を8:2の割合で私たち二人に8割を寄こすと彼らが言うのだ。
2つのパーティは1割ずつ貰えば良いと言う。
私とアンナ様は相談して4:6にして貰った。そうすれば私とアンナ様が2割ずつで、2つのパーティは3割ずつになる。
すると向こうも喜んでくれて最後は良い感じで別れることができた。
何人やったか覚えていないけれど、私には金貨2枚も当たった。やったね♪
それから銀風荘という宿を見つけて馬を預け、徒歩で王立学園に向かった。
馬車以外の乗りつけは禁止されているのだ。不便だぁ。
学園には大勢の受験生が集まっていた。
受付の係はテーブルに白布を被せて5か所待機している。
きっと上級生のバイトなのだろう。
それぞれに人が並び、基本的には一列なのだが、付き添いが一人いればそこだけ2列、中には横5列という者もいる。
アンナ様の後ろに私が並んでから気が付いたのだが、宿には荷物を置いただけで、服装は旅の間の格好そのままで来てしまったことに気づいた。
周りの人間の視線がおかしいので気づいたのだが、私たちは匂うらしい。
何の匂いって? 血の匂いである。矢筒や弓や剣は置いて来たが、腰にはナイフが残っていたし、なにより二人とも少しだけ血の雫がポツポツと服についている。
そうかアンナ様も私も剣を使って斬ったり突いたりしたからなぁ。返り血をほんの少しつけたままだった。
だけど折角ここ迄並んだのに旅館に戻って着替える訳には行かないし、小声でアンナ様と相談してこのままで受付して貰うことにした。それだけ私たちは旅疲れしてたのだ。宿に戻ってから出直すには時間が足りない。
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