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歌えない天使  作者: 黒羽
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03 朝顔

「えーと・・・?俺ら何がなんだか分かんないんすけど・・・?」


桜に言われてふと我に帰る。いやまあ桜たちが理解できないのもあたり前だな。さっきの声は俺の記憶だし。桜達は聞こえてないんだから。

さてどう説明するか。めんどいな・・・。そんな事を思っていると鈴が説明役を買って出てくれた。良かった良かった。あ、俺は別に国語が苦手って訳じゃない。ただ面倒くさいだけだ。


「そっかぁ。蓮って双子だったんだねぇ」


しばらく――いや5分くらいだが――してから桜がしみじみという。てめーは親父か。俺はそのツッコミは声に出さずにしまっておく事にする。


「私は風車鈴。よろしくお願いします!」


鈴が軽く自己紹介すればみんな自己紹介を始める。といっても名前だけだが。


「私は修羅亜梨雛しゅらありす

黒百合由乃くろゆりゆのです」

「俺は壱野桜いちのさくら。俺男だから!」


桜は名前も女の子っぽいのに顔も女顔だからなー。


五十嵐樹いがらしいつき。蓮の姉にしては可愛いね、蓮?」

「煩い。黙れ」

「霧亜。巧栖霧亜たくすきりあ。宜しく」

「えと千優ちうです」

「私!私、架愛音緒かあいねお!」

「俺は碓井那拓うすいなつ。よろしくー鈴」

「あー鈴、気をつけたほうがいいよーこいつ俺の愛は全ての女の子に平等とかいってるから」


紀終が余計な事を言う。当たってるのだが本人は気にしていない。


「なんだよ、紀終。お前だって頭ん中メルヘンじゃねーか」

「別にー」


口喧嘩が始まったが、これもいつもどおりのでほのぼのしている。何より喧嘩している本人らが笑っているのだからほのぼのしないほうがおかしい。

鈴はこの口喧嘩を見てくすっと笑った。やっぱり可愛い。誰もが思ったと思う。


「あ!そうだ!文化祭、このメンバーで合唱しようよ!」


音緒が突然考案する。合唱には少し少ない気がするが風紀委員から借りてくればなんとかなるだろ。


「鈴は?いい?」


すると鈴は少し困った顔をした。そして申し訳なさそうに口を開いた。


「えと・・・私歌えないんだけど・・・」


「えー!なんでー?」


音緒に聞き返され、さらに困ったような顔になる。


「その・・・今はいえない」


「なら歌えるようになったら一緒に歌おう!ね?」


あくまで明るく言う音緒に安心したのか、鈴は大きくうなずいた。



朝顔の花言葉・・・固い約束

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