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己の為に己を滅せ
俺は虐められていた。
学校に行くと同級生に虐められ、先生にも嫌がられた。
そして、ついには俺の親も俺の事を見捨てた。
俺は孤児院に入った。
しかし、その中でも管理人や仲間達にも虐められた。
別に俺は悪いことはしてない。ただ、自然にふるまっているだけだ。それでも、避けられる。
なぜか?理由は1つ。
顔が醜いのだ。
ただ、それだけの事だと思うだろう。
しかし、気色悪いレベルではなく、怪物と言われるほどだ。
そんな、辛い日々が続いてた。
でも、その中でも唯一楽しみがあった。
それは、人を呪うことだ。
藁人形や、呪文なども本でみたりしてやった。
別に効果はなくてもいい。
ただの気休め程度でもいい。
それだけが俺の唯一の楽しみだった。
しかし、虐めを受けなくなるということは無かった。
ある日、俺は死のうと思った。