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じこくせんしゅけん

この作品はフィクションです。

「第一回!」

「突然どうした。」

「中華料理の名前に聞こえる時刻選手権ーーーっ!!!」

「………、」

「ってなんなんだよそれは!?はいお答えいたします!」

「俺の台詞をぶんどった上に自己完結する感じですか。」

「そんなマキアートです。」

「かなりわかりません。」

「要するに時刻の中で一番中華料理っぽく聞こえるのはなんなんだって話ですよ。」

「もう一度聞いてもわからないんだが。」

「まぁまぁ、着信が一件で寂しい、って言うじゃん?」

「………百聞は一見にしかず、のことかな?」

「そうそう。逆説的にはそう。」

「意味わかってるか?」

「エントリー、ナンバー、ワーンッ!」

「先に進むのねわかりました。」

「ニージーハン!」

「…二時半?」

「そう。」

「後ろに半がつけば全部それっぽくなるんじゃないのか?」

「ちっちっち。」

「………。」

「つっつっつ。」

「………。」

「てってって。」

「………。」

「エントリー、ナンバー、ツーッ!」

「先に進むんですねわかりました。」

「ロクジーハン!」

「六時半ね、はいはい。」

「ぅエントぅリー、ナンヴぅアー、スルゥイーッ!」

「急に言い方がくどい。」

「ジュージーハン!」

「そんなのもそれっぽいね、はいはい。」

「どぅえぇーんとぅりぃーー、のあーんぶぁあー、ふぅおぉーーーっ!」

「まだ続くの?」

「ヤーハン!」

「…夜半?」

「そう。」

「さいれんとー、びくとりー、ふぁーいぶっ!」

「静かなる勝利?」

「杏仁豆腐が食べたいです。」

「一時停止。」

「なんぞ。」

「ただの願望じゃねぇか。」

「ただの願望を言って何が悪いんだよっ!!」

「急にどうした。」

「願い事のひとつも言えないこんな世の中なんてシャンパンのコルクが抜けなくなる呪いにかかればいいんだよ!」

「なにそのピンポイントな呪い。」

「シャンパンのコルクを抜こうとすると風呂の栓が抜けて、せっかく溜めたお湯が台無しになります。」

「やめてくれよ。」

「というわけで、」

「どういうわけで?」

「第一回、中華料理の名前に聞こえる時刻選手権、優勝は………っ!!」

「続いてたのかそれ。」

「該当者なしっ!!」

「はい?」

「冷静に考えたら、時刻が中華料理の名前に聞こえたところであんまり興味ないし?それで優勝したところでなんの意味もないし?」

「急速に冷めたじゃん。」

「そもそも優劣つけるのが時刻にも中華料理にも失礼だし?」

「それは言うなよ。」

「杏仁豆腐食べたいし?」

「デザートに出してやるから。」

「わーい。」



思い付きで突っ走った結果、こうなりました。

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